Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

外国映画 2008年

[ リスト ]

9月24日

 今夜はフランソワ・トリフォー監督・脚本『大人は判ってくれない』(1959年、フランス)をDVDで観賞。先日フランス映画祭で見逃してしまったヌーベルバーグの代表作。原題は「400回の殴打」という意味だとか。作品を観ると、それも納得。
 アントワーヌ少年(ジャン=ピエール・レオー)は、学校では高圧的な教師に誤解され、家庭では母親に邪険に扱われている。父はうだつが上がらず、義理の関係である。少年はバルザックに感動して作文を書くと、盗作だと叱責され休学にされてしまう。そこで、彼は親友の家の小部屋に密かに住みつくが、食費のために父の会社のタイプライターを盗もうとして逮捕され、少年鑑別所に入れられてしまう。鑑別所入りは、両親の希望でもあった。
 鑑別所での休憩時間に、アントワーヌは密かにそこを逃亡、海岸線を独り駆けていくのだった。
 トリフォーの自伝的作品と言われていますね。確かに、主人公はスポーツは嫌いで映画好きです。
 あの少年はその後、どうなったのだろうか。
 白黒の映像が美しく、また、フランス語も美しく響きます(私には意味はわかりませんが)。
 今だと、この両親も教師たちも、児童虐待で訴えられてしまうそうな話です。
 「大人は判ってくれない」という邦題も要を得ていて、何でもカタカナ標記してしまう今に比べて、格段のセンスを感じます。
 

閉じる コメント(1)

顔アイコン

12歳の少年アントワーヌは、両親にとっても教師達にとっても扱いにくい子だ。困っても泣いたりしないし、黙って家を出てしまう。周囲の大人は、彼の弱さや傷つきやすさを判ってはいないのだ。崩れ落ちそうな彼の内面は、テネシー・ウィリアムズの戯曲『ガラスの動物園』に出てくる、ガラスの心を持った少女のそれに似ている。トリュフォー作品のモチーフは「女と子供と書物」が多いそうだが、この映画でも旅行案内の本の話題が繰り返される。

2010/1/20(水) 午後 11:34 [ KIYO ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事