Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2008年

[ リスト ]

10月18日その2

 その後、京都文化博物館に。安田公義監督『大魔神』(大映、1966年)を観賞。大映が撮影した日本発の特撮時代劇。馬鹿にしてはいけません。美術は内藤昭、音楽は伊福部昭です。特撮は森田富士郎。
 戦国時代、悪家老(五味竜太郎)の謀反で、城主の花房忠清(島田竜三)は殺害され、幼い息子と娘は忠臣(藤巻潤)によって助け出される。彼らは森の奥深くで育てられる。そこには、伝説の魔神「あらかつま」が封じ込めらている。
 それから10年、いまや領主となった悪家老は領民を苦しめ、花房の落ち武者狩りを続ける。成長した花房の嫡男もその忠臣も捕らえられてしまう。さらに、悪家老は領民の信じる魔神伝説を粉砕すべく、森の奥の魔神象の破壊を命じる。花房の娘(高田美和)の必死の祈りに、ついに魔神は怒りを爆発させて動き出し、城を破壊し、悪家老一味を粉砕する。
 子供の時に観た記憶では、すごく怖かった。確かに、今観ても怒れる大魔神には迫力があります。
 大映お馴染みの脇役、伊達三郎や木村玄が忠義の落ち武者や善良な領民の役で、けっこう登場しています。他に、遠藤辰雄も(もちろん、悪役)。
 特撮部分と違和感のないように、すべて曇天の日に撮影したという、プロのこだわりぶりが活きています。
老巫女を演じた月宮乙女は力演だったが、本作を最後に引退とか。
 映画評論家の二葉十三郎によると、埴輪の大魔神が暴れるのは、フランスの映画『巨人ゴーレム』(1936年)に着想をえたものだろうとの推察。さすが慧眼。


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事