|
東京のホテルで、手塚昌明監督『戦国自衛隊1549』(東宝、2005年)。原案は半村良で本作の原作は福井晴敏。1973年版のリメイクです。
自衛隊の実験中にプラズマ電磁波が発生して、的場一佐(鹿賀丈史)率いる部隊が戦国時代にタイムスリップしてしまう。そこで的場は織田信長になりすまし、歴史の修正をはじめる。もしこれが実現すれば現代は滅んでしまう。
そこで、ロメオ隊が編成され、森三佐(生瀬勝久)の指揮の下、神崎二尉(鈴木京香)や的場の元部下・鹿島(江口洋介)らが、的場らを現代に連れ戻し、歴史を修復するためにタイムスリップする。現代に復帰するまでの時間は74時間強にすぎない。
斎藤道三(伊武雅刀)の部下・七兵衛(北村一輝)らの助けを借りて、鹿島と神崎らは的場を倒す。そして、七兵衛を織田信長にすることで、歴史の修復をも果たすのだった。
「未来とは人の世の希望だ」と、鹿島らは言う。
戦国の侍たちと自衛隊の戦車やヘリとの応戦は見もの。
オリジナル版とは、かなり話が異なるようですね。
それにしても、的場が織田信長になりすまして歴史を改鋳しようとする意図が、あまりに観念的で不明。これが本作の最大の弱点でしょう。『地獄の黙示録』のマーロン・ブランドーを一瞬思い出しましたが、もちろんブランドーの演じた人物像のほうが、はるかに迫力と深みがありました。
自衛隊も製作に協力している由。自衛隊高官の中には、本当に歴史を改竄しようとした人もいたようですが、これは余談です。
伊武の道三役はイメージぴったりでよかった。もちろん、鹿賀の信長姿も堂に入っています(少し年がいってはいるけれど)。他に、嶋大輔や宅間伸、的場浩司ら。
娯楽作品としては、十分楽しめます。近いうちに、オリジナルと見比べてみたいと思います。
|