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今夜は自宅で久しぶりに院生諸君とDVD。
ジョン・フランケンハイマー監督『影なき狙撃者』(アメリカ、1962年)。カルト的政治サスペンス映画です。原題は“Manchurian Candidate".
朝鮮戦争時に共産主義者の捕虜になったレイモンド・ショー曹長(ローレンス・ハーベイ)は、トランプのダイアのクイーンを見ると、どんな命令にも服従するよう洗脳されてしまっている。彼は仲間とともに帰国し英雄に仕立て上げられる。だが、彼の仲間たちは夜な夜な洗脳シーンを思い出して悪夢に悩まされる。マーコ少佐(フランク・シナトラ)もその一人だ。
マーコはショーに接近し、その謎を探ろうとするが、この間にショーは結婚したばかりの妻とその父にあたるリベラル派上院議員を殺害してしまう。ショーの母(アンジェラ・ランズベリー)は別のタカ派上院議員と再婚しており、二人の上院議員の間には大統領選挙をめぐって確執があったのだ。実は、ショーの母親こそ共産主義のスパイであり、再婚相手を大統領にしてアメリカを支配しようとしていたのだ。洗脳された息子を背後から操っていたのもこの母であり、ダイヤのクイーンとはこの母の存在を暗示するものだった。
大統領候補を選出する党大会の熱狂の中で、母から暗殺を命じられたショーとこれを阻止しようとするマーコ――凶弾に倒れるのは誰か。
他に、マーコの恋人役にジャネット・リーなど。
シュールレアリズムを観るような心理劇である。白黒が一層効果的。
共産主義の社会浸透への恐怖と並んでマッカーシズム(赤狩り)批判が、当然背景にある。
満州で暗殺者の候補に仕立てられた(これが原題の意味)ショーは、実は母を憎み、自分は“lovable"(他人に愛されるような)人間ではないと悩んでいる。
何とこの作品の映画化を強く推挙したのは、当時のケネディ大統領だったとか。そのケネディは実際に翌年凶弾に倒れる。
1970年代にシナトラが権利を買い取って、上映禁止にしてしまったという。
因みに、ローレンス・ハーベイもジャネット・リーも、『刑事コロンボ』シリーズで犯人役を演じています。特に、ハーベイが主演した「絶たれた音」はシリーズ中の傑作の一つです。
タカ派上院議員の自宅には、リンカーンの肖像画や彫刻が溢れている。
オバマ暗殺なんて、少し不吉なことを連想してしまいました。
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白黒映画だからこその迫力もありますね。
敵側(共産側)の手の者の俳優二人も憎々しい感じが上手ですが
ハーヴェーの母親のヒステリックさは「大いなる西部」でグレゴリー・ペックに失望するの大牧場主の娘と似た物を感じます。
で…オバマ君ですが任期を全うできるでしょうかねえ。危うい。
こう言っちゃなんですが日本人の朝鮮人嫌いと、アメリカ白人の黒人嫌いは似ているようにも思える(質的な違いは朝鮮人のほうが悪質)程度が悪い、黒人の場合ととはまったく違う面を持っている。
これは朝鮮民族の粘着性ヒステリックDNAの違いだろう。
日本にこう言う面を描いた映画もあって然るべきだが度胸が無いから作れない。日本人よ迎合から脱却する勇気を持。て
2008/11/19(水) 午前 3:51 [ 富島松十郎 ]