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1週間のご無沙汰です。この間、学生諸君とカンボジアのアンコールワットに行ってきました。タイにせずに正解でした。
さて今夜は渋谷で試写会。
あのマドンナ監督・脚本・製作の『ワンダーラスト』(2007年、イギリス)。欲望という意味だが、原題は"Filth and Wisdom"つまり悪徳と知恵。
ロンドン。AK(ユージン・ハッツ)はウクライナのロマ(ジプシー)で、ミュージシャンを夢見ているが、生活のためにSMの調教師をしている。彼のルームメイトのホリー(ホリー・ウェストン)もダンサーを目指しながら、ストリップをはじめた。もう一人のルームメイト・ジュリエット(ヴィッキー・マクルア)はアフリカの子供たちを助けようと、インド人の経営する薬局に勤めながら薬を盗んでいる。そして、彼らの階下には盲目の詩人フリン教授(リチャード・E・グラント)が暮らしている。彼の詩集の題名が『ワンダーラスト・キング』(欲望の王)である。
「ナイフについたジャムを舐めると舌を切る」、「空に届きたければ、まず飛べ」など、主人公はウクライナの格言を連発する。ハッツは実際にウクライナ出身のロック歌手との由。実にいい味を出している。
無国籍で退廃的なロンドンを舞台に、インド人もユダヤ人も日本人も、そして当然イギリス人やウクライナ人もからかいの対象であり、したがって平等化されそれぞれの尊厳をもっている。ゲイもSM嗜好者も盲人もストリッパーも同様である。
アナーキーで偽悪的でお下品――とてもマドンナ的な作品。そのマドンナも、今年で50歳になった。
少し作為的で図式的だが、小さな試写室で観るとそれも味わいに感じられる。
フリン教授を演じるグラントは、クリストファー・ウォーケンと平幹二郎を足して二で割ったような雰囲気。
"No animals were harmed in the making of this film"最後に出てくる字幕です。こういうことにも配慮しないといけないんですね、ヨーロッパは。
この作品で学んだ英語表現を一つ。"Night is still young"夜はこれからだの意。
来年1月公開の由。
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何時拝見しても、素敵で嬉しく思います。
“薔薇のなまえは”は私も大好きな映画です。
私は女なので、“眺めのいい部屋”“鳩の翼”も好きですね。賛否両論あると思いますが“DUNE 砂の惑星”も好きです。最近、友人と話した会話で、ロバート・レットフォードとポール・ニューマンのどちらが素敵かと話していると、女性はレットフォード派、男性はニューマン派に分かれました。“甘さ”をどうみるかでしょうか?
2008/12/1(月) 午後 8:07 [ m_c*s*icdu*t ]