Koji Murataの映画メモ

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2月19日 邦画20

 今夜は神保町シアターで丸山譲治監督『慕情の人』(東宝、1961年)。原作は井上靖。東宝文芸映画の世界というシリーズの一環です。
 三浦未亡人(原節子)は銀座でスポーツ用品店を経営しており、亡夫の友人・石野(三橋達也)がそれを支えている。二人はお互いに仄かな慕情を抱いている。ところが、三浦の義妹・ふさこ(白川由美)も石野に夢中で、義姉と石野の仲を割こうと様々な嫌がらせをする。三浦未亡人も石野と義妹の関係を疑い、嫉妬するようになる。そこに、ふさこにプロポーズした画家(滝田裕介)まで三浦未亡人を好きになったことから、話は一層複雑に。
 最後は、石野がブラジルに旅立つが、その際ふさこに耳飾りをプレゼントする。別れの印だ。ふさこは義姉に負けたと痛感し、「本当はお姉様に張り合いたいだけだったのかもしれない」と悟る。
 石野は満州帰りで、時代を感じさせる。しかも、イヤリングでなく「耳飾り」である。原作は「揺れる耳飾り」。
 白川演じる義妹には、本当にいらいらさせられる。それだけで、男女の三角関係を題材にした心理劇としては成功だろう。原節子が登場すると、カラーの小津作品か成瀬作品という雰囲気になる。
 この監督、以前観た戦争映画『キスカ』も手がけている。幅の広い人ですね。
 他に、三浦家の姑役に岡村文子や石野の友人役に伊豆肇ら。岡村は1898年生まれだから、実に19世紀の人です。

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