Koji Murataの映画メモ

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6月6日 外国映画51

 今夜はシネマート六本木でナ・ホンジン監督・脚本『チェイサー』(韓国、2008年)。
 韓国で実際にあった連続殺人事件を基にした作品。
 元刑事のジュンホ(キム・ユンソク)は今やデリヘルの店長に落ちぶれている。店のデリヘル嬢が次々に姿を消す。風邪で休んでいたミジン(ソ・ヨンヒ)を無理やり客のもとにやったが、やはり消息を絶つ。いつも同じ携帯番号の客相手の時である。ジュンホがミジンを捜索し、偶然、不審なヨンミン(ハ・ジョンウ)という若者を見つける。追いかけるジュンホ、逃げるヨンミン。ようやくジュンホをヨンミンを捕まえ、二人とも警察に連行される。
 ヨンミンは簡単に連続殺人を自白するが、動機は不明、証拠もない。検察から逮捕状がとれないまま、ヨンミンは釈放されてしまう。その頃、ミジンは必死にヨンミンの家から脱出し、近くの雑貨屋に助けを求めるが、そこに釈放されたヨンミンが。
 ついにジュンホはヨンミンを発見し格闘の末、ヨンミンは警察に逮捕される。しかし、ジュンホも警察もミジンを救うことはできなかった。ジュンホはミジンの一人娘の傍らに佇む。
 タイトルどおり、とにかく主人公がよく走る。
 いったん脱出したミジンが殺されてしまう。何とも救いのない、恐ろしい話。警察の官僚主義が批判されている。
 実話という点で、『チェンジリング』を連想させる。また、アウトローの主人公と少女の心の交流という意味では、『レオン』を連想させる。
 十字架の輝く閑静な住宅街での殺人、大都市ソウルの闇の世界。狂気はわれわれのすぐ傍にもあるのかもしれない。
 取り調べでは、犯人の性的不能が犯行動機のように描かれているが、犯人の真の動機が不明なところが、さら怖い。
 ユンソクも力演だが、犯人役のジョンウが無表情で実に怖い。韓国映画、恐るべし。

閉じる コメント(3)

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韓国映画をご覧になられているのは、先生のブログには目新しい作品ですね。実話っていう点がかなり見たい度合いが高いです。韓国映画って見た事がないので、探してみたいと思います。先日の泉鏡花の作品「婦系図」の原作をお読みになっていたって先生の映画メモにあったので、私も読んでみようと思いました。
実際、実家の書庫に「泉鏡花全集」というのがあったのですが、探している「婦系図」の作品はありませんでした。ちょっと残念です。「夜行巡査」っていう小説を今日読んでみましたが、文章表現、かなの使い方等現在とかなり違っていて、たぶん作者が伝えたい事と私が読んで理解した事が違っている様に思いました。かなり難しいです。学生時代、勉強しなかった自己責任です。読める様になりたいです。

2009/6/7(日) 午後 11:29 [ なお ]

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はじめまして、onemuと申します。
韓国の映画って強烈に暴力的ですね。でも面白かった。
TBお願いします。

2009/10/11(日) 午前 2:19 オネム

イム・グォンテク監督『酔画仙』(韓国、2002年)は良かったです。貧しい少年が画家として成長していきます。カンヌ国際映画祭監督賞受賞作品です。

2009/10/11(日) 午前 11:02 [ KIYO ]

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