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今日は久しぶりに京都シネマ。
クリスチャン・デュゲイ監督『ココ・シャネル』(2008年、イタリア、フランス、アメリカ)。
1954年、ファッション・デザイナーのココ・シャネル(シャーリー・マクレーン)は戦後復帰にコレクションを開く。コクトーもヴィスコンティもやって来て、マレーネ・デートリッヒやウィンストン・チャーチルからは祝電が届く。しかし、結果は大失敗で酷評される。ビジネス・パートナーのマルク(マルコム・マクダウェル)は、会社の譲渡とココの引退を提案する。
しかし、ココは挫折に屈しはしなかった。幼くして母を亡くしたシャネル(当時はガブリエルという名)は、父にも捨てられ修道院で育つ。18歳になったシャネル(バルボラ・ボブローヴァ)は親戚のアンドリエンヌとともに洋裁店の針子になる。そこで、シャネルは貴族の将校エチエンヌ(サガモア・ステヴナン)に見初められ、彼のシャトーで暮らすことに。しかし、エチエンヌはシャネルと結婚する気はなかった。やがて、二人は決別する。
シャネルは帽子のデザインに才能を示すが、商売はうまくいかない。そんな折、彼女はエチエンヌの親友ボーイ(オリビエ・シトリュック)と再会、彼の資金援助で新店舗を開く。シャネルとボーイは愛し合うが、第一次世界大戦が勃発してボーイは従軍する。終戦後、二人の感情はすれ違い、ようやく二人が結婚を決意した矢先に、ボーイは交通事故で亡くなってしまう。
人生で唯一愛した人ボーイ――彼と始めたビジネスだからこそ、断念するわけにはいかない。シャネルはマルクを説得して、もう一度コレクションを開き、大成功となる。
さすが、シャーリー・マクレーンは貫禄ですね。「香水を選べない女に未来はない」など、辛らつな名言が次々に飛び出します。「ファッションは昼間は毛虫で、夜は蝶になる」とも。意味深長ですね。
当然ながら、美術や衣装も豪華。
現在(1954年)と過去が白黒映像につながれて、巧みに交差していきます。
身分や出自が人間の運命を多分に左右していた時代の、立志伝中の物語であり、20世紀のフランス・ファッション史でもあります。
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華やかな仕事に就く人にも、隠された悲しみがあるのだろう。以前にフランソワーズ・モレシャンさん(元シャネル美容部長)の本を読んだことがある。シャネルスーツは美しさと機能性を兼ね備えた洋服だった。デザイン画の不得意なココは、直接布に鋏(はさみ)を入れてしまう。エチエンヌからは真珠の美しさを学び、ボーイにより手縫いの暖かさを知った。落ちついた作品でよかったです。
jet lag は如何ですか。元気でお過ごし下さい。
2009/8/25(火) 午後 8:13 [ KIYO ]
『ココ・アヴァン・シャネル』を観賞。フランス語だから、パリの香りがする。ココの若い頃の恋愛が中心のストーリー。エチエンヌは年老いた無教養な男性に見える。最後に白いスーツを着たココが登場する。どちらの映画が良かったか?ウ〜ン、シャーリー・マクレーンが貫禄あり過ぎですが、私は、デュゲイ作品の方かな。
2009/9/23(水) 午後 4:57 [ KIYO ]