Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2009年

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 さて機内2本目は、マーク・ハーン監督『縞模様のパジャマの少年』(イギリス、2008年)原作はジョン・ボイン。
 第二次世界大戦下のドイツ。8歳になるブルーノ(エイサ・バターフィールド)は、ナチス親衛隊将校の父(デヴィッド・シューリスク)の転勤で、ベルリンを離れて田舎に移る。のどかな田園生活のはずだったが、実は父はユダヤ人強制収容所の所長であり、一家の住居の近くに収容所があった。しかし、何も知らないブルーノは、それを「農場」だと思い、そこで働いている縞模様のパジャマの人々に好奇心を抱く。
 姉のグレーテルは急速にナチスの思想に傾斜していくが、母(ヴェラ・ファーガ)は夫やその部下コトラー中尉(デヴィッド・ヘイマン)のユダヤ人への残酷な態度を嫌悪し、子供たちへの悪影響を恐れる。
 ブルーノは「農場」のフェンス越しに同い年のユダヤ人シュムエル(ジャック・スキャンロン)と出会い、友達になる。ある日、シュムエルがブルーノの家の掃除で動員されてきた。ブルーノは友達にパンを与えるが、それをコトラー中尉に見咎められる。「こんな子は知らない、勝手にパンを盗んで食べたんだ」と、ブルーノは嘘をつく。
 ブルーノは友を裏切った贖罪感に襲われる。母の意向で一家が引っ越しする当日、ブルーノはシュムエルへの謝罪のため、「農場」の中に入っていく。
 今公開中なので、ラストまでは申しません。
 この作品でも、子供たちが好演しています。
 優しい父が、同時に残酷な司令官です。ブルーノも友を裏切ってしまいます。
 また、父の母(ブルーノの祖母)はナチスを嫌悪しており、父は保身のためにそれを隠さなければなりません。コトラー中尉の父も、ナチスを嫌ってスイスに亡命しています。夕食時にうっかりそのことを漏らしたコトラーは最前線に送られてしまいます。しかし、この冷酷な中尉もブルーノやグレーテルには優しいのです。
 人間の弱さと優しさなど、様々な二面性を考えさせる作品です。
 『ライフ・イズ・ビューティフル』を思い起こしました。

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二人の少年の瞳が澄んでいて美しいです。戦争、人種差別、強者と弱者の存在など、いろいろと考えさせられます。ブルーノの美しい母親が残虐なホロコーストのことを何も知らないことに驚きました。真実を知るのにも勇気や強さが必要なことを知りました。

2011/10/9(日) 午後 5:17 [ KIYO ]


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