Koji Murataの映画メモ

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外国映画 2009年

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 さて、三本目はフランス映画。ENTRE LES MURS. 「教室」または「クラス」といった意味だそうです。
 監督はローラン・カンテで、原作と主演は元中学校教師のフランソワ・ベドガー。
 2008年のカンヌ映画祭グランプリ受賞作品です。ドキュメンタリーではないが、ドキュメンタリー・タッチに仕上がっています。
 主人公が様々な人種からなるクラスを一学期担当する苦労物語です。フランス人の他に、中国人、アフリカ人、中東系と、実に多様です。フランス語の授業の例文で、フランス人の名前しか使われないと、生徒たちは文句を言います。父母と面談しても、親がフランス語を理解できない場合もあります。
 また、学校の重要な会議に父母が出席したり、学級代表の子供たちまで出席しているのには、驚きました。
 子供たちは反抗的ですが、教師は彼と真剣に議論しています。子供達も実によく自己主張します。中には、プラトンの『国家』を読んだという生徒もいました。
 主人公が感情に任せて生徒を「あばずれ」と呼んでしまう一幕もありました。そこから騒動が起こり、日頃から反抗的だった黒人の男子生徒が退学処分になってしまうのです。
 教育は必ずしもハッピーエンドにはなりません。
 それにしても、子供たちの自己主張し議論する力は、恐るべきです。
 日本の若者が少々算数に長けていても、国際的な駆け引きで日本人が劣勢になるのも無理はありません。
 日本の中学校はどこまで多様化しているのでしょうか。
 果たして、日本人の大学生(中学生ではありません)でプラトンを自発的に読む者が、どれほどいるでしょうか。

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『パリ20区、僕たちのクラス』 こういうクラスを、荒れたクラスというのだろうか。まずうるさくて授業を始められない。先生方は大変だが、この国語教師は猛者である。
生徒「直説法半過去、こんな言葉を使う人はいません」
教師「私が昨日話した人は使っていました。きちんと話してから文句をいいなさい」
海外から移ってきた家族には、言語や法律の壁があるようだ。この作品は学校内の事件しか扱っていない。退学処分になる生徒の家族関係や学校外の行動には触れていない。個人的には、少し物足りない内容でした。

2010/8/17(火) 午後 11:25 [ KIYO ]


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