Koji Murataの映画メモ

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邦画 2009年

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9月8日 邦画107

 携帯用のDVDプレイヤーを購入し、はじめて出張時の新幹線車中で観賞。
 溝口研二監督『武蔵野夫人』(東宝、1951年)。大岡昇平の原作を福田恒存が脚色、脚本は依田義賢。
 大学で仏文学を教える秋山(森雅之)は農家の出身で、資産家で士族の妻・道子(田中絹代)とその両親(父親役は進藤英太郎)にコンプレックスを抱いている。しかし、秋山夫妻は空襲で東京の家を焼かれ、武蔵野にある道子の実家で暮らすことに。隣には道子の従兄弟・大野(山村聡)と妻・富子(轟夕起子)が住んでいる。
 やがて、敗戦。道子の両親は相次いで亡くなり、別の若い従兄弟・勉(片山明彦)が除隊して帰ってくる。秋山は隣家の富子に関心を抱いており、冨子は夫の愛に飢えて勉を誘惑しようとする。だが、勉は道子を愛していた。実は、道子も勉を愛している。二人は勉の好きな武蔵野を散策する。「道徳よりも大事なものがある。それは誓いよ」と道子は言う。きれいな関係のままでいるという誓いだ。
 秋山が富子と家出し、道子の委任状と一緒に土地や家屋の権利書を持ち出してしまった。先祖代々の財産を守るため、道子は戦時中に配られた青酸カリを服毒し、自殺する。秋山は大いに後悔し、勉は道子から届いた手紙に涙するのだった。
 一般に、原作者の大岡にとっても、監督の溝口にとっても、失敗作とされています。心理描写を科白に頼りすぎる感があります。しかも、敗戦後なのに、登場人物の武蔵野での生活が優雅にすぎます。
 しかし、悪役の多い進藤の温厚な父親役や、森の身勝手な夫役は見応えがあります。
 道子が自殺するのは、死ねば委任状が無効になるからです。
 秋山家の女中の役が千石規子だったそうです。気づきませんでした。


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