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広島に向かう新幹線の中でもう一本。
ロベルト・ロッセリーニ監督、フェデリコ・フェリーニ脚本『無防備都市』(1945年、イタリア)。
第二次世界大戦末期、ドイツ占領下のイタリア。
レジスタンスの指導者マンフレーディ(マルチェロ・バリエーロ)が同志フランチェスコのもとに逃げのびてくる。近くの教会の神父(アルド・ファブリッツイ)も協力者である。だが、やがてフランチェスコらは捕らわれ、護送トラックを追いかける妻のビーナ(アンナ・マニャーニ)は銃殺される。
マンフレーディはいったん脱出したが、愛人の裏切りのため、神父らととも捕まってしまう。彼の愛人はゲシュタポの女性工作員によって、レズビアンと麻薬に陥っていたのだ。残酷なゲシュタポの隊長ベルグマン中佐(ハリー・ファウスト)はマンフレーディを拷問にかけ、死なせてしまう。翌日、教会の子供たちの見守る中で、神父も銃殺される。「死ぬことは難しくない。生きることが難しいのだ」と、神父は言う。
第二次世界大戦終了すぐに撮影されているだけに、リアリティがきわだっている。イングリッド・バーグマンを感激させ、オットー・プレミンガー監督が映画史を分かつ傑作と絶賛した作品。
護送車を追うビーナが撃たれるシーンは、あまりにも有名。私もこのシーンだけは何十年も前から知っていました。また、拷問のシーンの凄惨なこと。
イタリア・ネオリアリズムの嚆矢とされる作品です。
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ピカソとおんなじで、巨匠たちは初期にしっかりとしたデッサンが出来ているから「8 1/2」のような作品が後々生まれるんでしょうね。
2009/10/15(木) 午前 7:52
『81/2』は好きな作品です。主人公は一流の映画監督ですが、生きる喜びを得られない。しかし最後に、少年時代の自分が蘇り微笑む。フェリー二の魅力は、生命の躍動感を感じられることだと思います。
2009/10/15(木) 午前 10:00 [ KIYO ]