|
自宅でビデオ。
フェデリコ・フェリーニ監督・脚本『81/2』(イタリア、1963年)。
有名映画監督のグイド(マルチェロ・マストロヤンニ)は創作に行き詰まり、保養地に湯治に来ている。彼の少年時代の回想や幻想が、交差して物語は進む。現実の世界では、グイドは愛人とも妻ともうまくいっていない。彼の理想の女性クラウディア(クラウディア・カルディナーレ)も、現実と夢の双方に現れる。
ついに、グイドは新作発表会で自殺するが、これも幻想。彼はようやく人々を愛することができるようになり、創作意欲を取り戻すのだった。
折りに触れて、脚本家が登場し、グイドの作品と人生を酷評する。「自己しか慈しむことのできない人間は、やがて自分の感情に窒息して果てる」スタンダール『ローマ紀行』より。
カトリックの枢機卿も登場する。彼曰く「人生に幸福はない」、「教会の外に救いなし」。グイドの科白、「幸福とは他人を傷つけることなく真実を語ることにある」。
因みに、フェリーには『甘い生活』を製作して、カトリック教会から破門されています。
創作できない芸術家と人を愛せず嘘を積み重ねる男の生活が、重複する。美しくも、不思議な前衛作品です。今観ても不思議ですから、発表当時のインパクトはさぞ大きかったでしょうね。
|
「甘い生活」「8 1/2」2本とも鑑賞しました。フェリーニがカトリック教会から破門されたのがわかる様な気がします。聖母出現の日、奇蹟にあやかろうとする場面、又スタイナーが子供と心中場面等から、なんとなくですが。。2作品とも、私がイタリア慣れしてないのかもしれませんが、わかりにくい。「甘い生活」でトレビの泉がでてきます。綺麗ですよ。行ってみたいです。
2010/1/22(金) 午後 9:38 [ なお ]