Koji Murataの映画メモ

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邦画 2009年

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11月12日 邦画133

 森繁久弥さんが亡くなりましたね。ご冥福をお祈りします。合掌。
 というわけで、例によって東京に向かう新幹線の中で、豊田四郎監督『喜劇 駅前開運』(東宝、1968年)。
 戦後闇屋だった伴野(伴淳三郎)と坂井(フランキー堺)は、その後赤羽の西商店街と東商店街で、それぞれスーパーを営み、安売りで客の争奪戦を繰り広げている。敵対する彼らの共通の悩みは、近くのゴミ焼却炉建造計画だ。元赤羽工兵連隊長の森田(森繁)は今ではその日暮らしだが、彼らを助けるために大物代議士(山茶花究)に取り入っている。
 伴野と坂井は謎の美女(佐藤友美)の持ち込む低廉な高級商品を安売りしていたが、価格破壊を恐れる大手メーカーから圧力がかかる。しかも、件の美女はやり手の万引きだった。さらに、森田が取りいってた代議士にも裏切られ、ゴミ焼却炉が稼働することに。
 だが、森田ら東西の商店街と団地の人々は、他人に頼らず、自力で開運してみせると団結を誓うのだった。
 他に、黒柳徹子や藤田まこと、てんぷくトリオも。南伸介懐かしいや。
 主役の森繁、伴、フランキー、みなが鬼籍に入ったことになります。天国でも賑やかに喜劇を演じてくれるでしょう。
 公害問題や物価高騰問題など社会問題を題材にしている点も、このシリーズではユニークでしょう。
 豊田監督は森繁主演の名作『夫婦善哉』や『雪国』などを手がけた、文芸映画の巨匠です。1977年に北大路欣也の結婚披露宴で心臓麻痺で倒れ亡くなったとか。
 気軽な喜劇なのですが、この巨匠にしては、散漫な作品にとどまっています。

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「駅前開運」での森繁は、満州がえりの策士、あるいはペテン師の親分みたいでよかったですよね。「ぐれいと・あかば〜ね」(笑)

2009/11/13(金) 午前 8:54 瀧野川日録


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