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香港に出張中、ホテルで日本から帯同したDVDを鑑賞。
ブライアン・シンガー監督『ユージョアル・サスペクツ』(アメリカ、1995年)。アカデミー賞受賞の脚本はクリストファー・マッカリー。
ロスの埠頭に停泊中の船が襲われて炎上、多くの死者を出す。生き残ったのは、身体障害者のキント(ケヴィン・スペイシー)と瀕死の乗組員だけだった。
この事件から6週間前、キントと元刑事のディーン・キートン(ガブリエル・バーン)ら6人の男が、ニューヨークで逮捕され、面通しをされる。彼らはいずれも前科者の「ユージョアル・サスペクツ」(いつもの悪党)だった。キートンの恋人の弁護士イーディの尽力で、彼らはすぐに釈放された。しかし、これが縁で、6人はロスで一仕事することになった。
やがて、カイザー・ソゼという暗黒街の大物から、彼らに件の船の襲撃計画の依頼がやってきた。カイザー・ソゼは完全に謎の人物で、指示はコバヤシという弁護士(ピート・パスルスウェイト)を通じてやって来る。断れば容赦なく殺される。
この襲撃計画でキント以外の全員が死んでしまうが、クヤイン捜査官はカイザー・ソゼは架空の人物で、キートンこそがカイザー・ソゼだったと推理する。身体障害者のキントはキートン死亡の目撃者として利用されたというのだ。しかし、実はさらに意外な結末が。
確かに、よくできたストーリーだと思います。過去と現在が交差する展開は『メメント』にも似ています。
イギリス人風の弁護士の名前がコバヤシというのは変だと思っていましたが、これにもそれなりの理由がありました。因みに、彼の事務所のガラスには、成功とか生産とかいう漢字が刻まれています。
ハンガリー人のマフィア組織というのも、なんだかリアルです。
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当時、サスペンスが好きだった私のベスト5に入っていた作品でした。途中でカイザー・ソゼの正体に気付いたものの、ラストの障害ある足が正常に戻るシーンとケヴィン・スペイシーの冷笑ともいえる微笑。背中がゾクッときたのを覚えています。彼の不気味な演技に感動してしまいました。
2010/8/27(金) 午前 7:24 [ 三日月 遊 ]