Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2009年

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12月9日 邦画143

 今夜も自宅でビデオ。邦画と外国映画を合わせて、今年で250本目になります。まずは目標達成です。
 久松静児監督『渡り鳥いつ帰る』(東宝、1955年)。原作は永井荷風、脚色は八住利雄、音楽は団伊玖磨。
 東京は向島の売春街・鳩の街の娼館「藤村」が舞台。この店の亭主伝吉(森繁久弥)は空襲で妻(水戸光子)と幼い娘とはぐれ、今では娼館の女将・おしげ(田中絹代)と同棲している。だが、伝吉の妻子は生きており、働き者の中年男(織田政雄)と幸せに暮らしている。彼らは正式に結婚するため、伝吉に離婚届けに判を押すよう求めるが、伝吉は妻子に未練があり、躊躇し続けている。
 この伝吉の物語を軸に、男に捨てられた娼婦(桂木洋子)、母(浦辺粂子)と娘を抱える娼婦(久慈あさみ)、癇癪もちの娼婦(浦路恵子)、北海道から出てきたふてぶてしい娼婦(高峰秀子)、それに娼婦から足を洗った純情な流しの娘(岡田茉莉子)らの物語が、オムニバスのように展開していく。久松監督の代表作『警察日記』と同じような構造である。
 最後には、伝吉は酔って川に身投げして水死し、男にふられた娼婦も睡眠薬を飲んで川縁で自殺する。期せずして、二人は心中をしたことになってしまう。伝吉がかわいがっていた籠の鳥も死んでしまった。
 田中が金に執着しながら伝吉を手放したくない中年女を好演し、森繁も例によって情けない男を見事に演じている。
 売春防止法が施行される直前の作品です。


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