Koji Murataの映画メモ

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邦画 2009年

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12月22日 邦画148

 今日は自宅でビデオ。
 森崎東監督『喜劇・女売り出します』(松竹、1972年)。「女」シリーズの三作目。
 新宿芸能社の金沢(森繁久弥)と竜子(市原悦子)は、ストリッパーの派遣稼業で、ストリッパーたちから「お父さん」「お母さん」と慕われている。
 ある日、金沢がスリの浮子(夏純子)を捕まえて連れてくる。竜子は浮子を更生させようとする。だが、スリ仲間の武(米倉斉加年)に連れ戻される。その途次に、浮子は貧しい少女から財布をすってしまう。少女は山形から東京に出てきて、売春で身を立てていた。浮子は武と協力して、少女を売春宿から救出する。
 浮子は朝子というその少女を連れて、新宿芸能社に戻った。浮子には縁談がもちあがり、近くのすし屋では板前をめぐって女将と元女店員が諍いをおこしていた。浮子は体を張って板前を女将のところに連れ戻すが、縁談は破談となり、しかも、件の板前は何と朝子と懇ろになってしまっていた。
 川島雄三と同様に、森崎監督も「猥雑」がよく似合う人です。それが70年代の風俗と相乗効果を上げています。
 「女」シリーズは、明らかに「寅さん」の「男」シリーズを意識しています。森崎監督も、「寅さん」を一本だけ監督したことがあります。この作品でも、浅草のシーンで「寅さん」の主題歌「男はつらいよ」が流れてきます。
 市原が気丈な女将を好演しており、女の生活力を代表しています。
 スリの武の口癖は「笑わせるぜ」だ。
 他に、西村晃や小沢昭一など芸達者も。
 


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