Koji Murataの映画メモ

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邦画 2008年

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 札幌の映画館で、キャスリン・ビグロー監督『ハート・ロッカー』(2009年、アメリカ)。今年のアカデミー作品賞受賞作です。
 2004年夏のイラク。ブラボー中隊という爆弾処理班の物語で、タイトルは「棺桶」を意味する軍隊の隠語だとか。
 冒頭で、ブラボー中隊のベテラン班長が爆死する。これが『メメント』の主役だったガイ・ピアースである。
 後任のジェームズ軍曹(ジェレミー・レナー)は凄腕だが、単独行動で黒人のサンボーン軍曹(アンソニー・マッキー)とトラブルが絶えない。技術兵のエルドリッジ(ブライアン・ジェラティ)は精神を病みつつある。
 やがて、砂漠での銃撃戦を通じて、三人の間に連帯感が生まれる。この戦闘でアメリカ人傭兵隊が全滅するが、この隊長役が『イングリッシュ・ペーシェント』のレイフ・ファインズ。
 その後、目の前で親しかった軍医が爆死したことで、エルドリッジはさらなるショックを受ける。ジェームズもイラク人少年が人間爆弾にされているのを目撃して、それまでの冷静さを失い、無謀な戦闘行動に走る。
 ブラボー中隊の任期満了までは、あとわずかなのだが。
 2時間ほど観終わった、どっと疲労感を感じる、そんな作品です。
 軍隊としてはかなり無理なストーリー設定もあるから、ドキュメンタリー・タッチとはほど遠いが、迫力は満点です。
 「戦争は麻薬だ」と冒頭で提示される。
 帰国したジェームズは幼子を抱きながら、「パパたちの年になると、大事なものはほとんどなくなる。二つか三つだ。いや一つだ」と言う。そのジェームズが再び意気軒昂に戦場に戻る。彼にとって大切な唯一のものは、もはや戦争なのでしょうか。

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今の戦争は対爆弾なのだとこの映画で実感しました。 どうしても戦場に帰ってしまう兵士の心理が描かれていましたね。 死ぬかもしれない状況を生き抜いてはじめて生きている実感や喜びを感じるのでしょうか。 一瞬でしたが、レイフ ファインズが印象的でした。

2011/1/15(土) 午後 8:00 [ その ]


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