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午前中に九条のシネヌーヴォへ。
豊田四郎監督『恍惚の人』(東宝、1973年)。原作は有吉佐和子、脚本は松山善三。
立花老人(森繁久弥)は妻を亡くしてから痴呆症を患う。長男(田村高広)も長女(乙羽信子)もわからない。わかるのは、世話をしてくれる嫁の昭子(高峰秀子)だけだ。
やがて、老人の痴呆は進み、「もしもし」とつぶやきながら、亡妻の遺骨をかじり、ついには排泄物に塗れた生活になる。肉親も見放す中で、嫁だけが甲斐甲斐しく世話を焼き、老人の最期を看取るのだった。
白黒の映像が効果的。糞塗れのシーンがあるから、白黒にしたのだそうですが。
森繁はたいへんな力演ですが、まだ還暦の若さが垣間見られます。
他に、中村伸郎や浦辺粂子ら。
先駆的なテーマの作品です。
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有吉さんの原作ではおじいちゃんが街道をひた走りとありましたが、森繁は脱兎のごとく、駆け足してましたでしょうか(笑)
2010/8/23(月) 午後 5:17