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最近新たにコメントしてくださる皆さん、ありがとうございます。
ホテルで日本から持ってきたDVDをもう一本。
内田吐夢監督『大菩薩峠 完結編』(1959年、東映)。
机龍之介(片岡千恵蔵)は旗本・神尾主膳(山形勲)の客分として、甲府にいる。神尾は上司に当たる甲府支配・駒井能登守(東千代之介)の失脚を画策している。机を追う宇津木兵馬(中村錦之助)も甲府に赴くが、神尾の奸計で捕らわれてしまう。
兵馬は破獄するが、能登守に救われる。一方、机は能登守殺害に失敗し、かえって神尾に命を狙われる。机は大菩薩峠に向かった。それを追う兵馬とお松(丘さとみ)。
やがて、兵馬は復讐の虚しさを悟るが、机はますます地獄の業火に苦しみ、笛吹川の洪水に呑み込まれていくのだった。
因果応報。仏教色を前面に押し出した仕上げです。著者の中里介山も原作を「大乗小説」と呼んでいたそうです。
この仏教色のためもあって、千恵蔵の机のほうが雷蔵のそれより陰影と苦悩に満ちているように思います。
瓜二つの女性が何組も登場するのも、この作品の特徴です。何しろ原作は全40巻だそうですから、とにかくストーリーが入り組んでいます。
山形演じる神尾の憎々しいこと。やはり、時代劇は悪役のスパイス次第でしょう。
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大菩薩峠、片岡千恵蔵、私には、かなり昔の映画です。
このクラスの映画は、どれも、名前程度しかわかりません。
でも、時代劇は、好きです。
Murataさんが仰る通り、
”お前も、悪よのう!”なんていう
いかにも悪役専門の役者さんが素敵だと、
時代劇は、かなりおもしろくなりますね。
おみそれしました。
2010/9/27(月) 午後 1:52 [ つばさ ]
Murataさんは、”丹下左膳、百万両の壺”は、みませんか?
人情ものに仕上がっているので、コミカルで、やさしい、
丹下左膳がみられます。
2010/9/29(水) 午前 9:39 [ つばさ ]
自分の罪におののき、子供の名前を呼びながら、川の濁流にのまれていく龍之助。
「生を明(あき)らめ死を明らむるは佛家一大事の因縁なり」という『正法眼蔵』の修証義の
語句が思い浮かびます。
2010/10/4(月) 午後 2:28 [ KIYO ]