Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

邦画 2010年

[ リスト ]

 今日も駅前シネマ。
 木下恵介監督『遠い雲』(松竹、1955年)。脚本は木下と松山善三。
 飛騨高山が舞台。裕福な酒屋の次男・圭三(田村高広)は、東京から次の転勤先・北海道に向かう前に一時帰郷した。そこで、昔好きだった冬子(高峰秀子)と再会する。冬子は友人の妻になったが、夫に先立たれ、4歳の娘と亡夫の生家で豊かに静かに暮らしていた。
 圭三は冬子への思いにかられて、彼女を逢引に誘い出す。狭い田舎町のこと、それが世間の話題になる。しかも、冬子には亡夫の弟・俊介(佐田啓二)との再婚の話もあった。俊介は優しい青年だ。
 圭三は冬子に一緒に東京に行こうと誘うが、冬子は断る。圭三の出発の朝、冬子は駅に向かい、東京行きの切符を買う。しかし、そこで偶然俊介に会い、「いかないでくれ」と言われる。踏みとどまる冬子。圭三は車窓から冬子との思い出のジッド『狭き門』を投げ捨てるのだった。
 圭三の強引さには、観ていて腹が立ってきますが、これも愛ゆえか。
 匿名の「世間」の無責任と恐ろしさ。
 他に、柳永二郎や坂本武ら。
 12月に飛騨高山に仕事で出かけるので、楽しみになりました。

閉じる コメント(4)

顔アイコン

苦しいですね。これを観たら、眠れなくなってきそう。
木下恵介監督の作品は結構観たものがありました。「野菊のごとき君なりき」とか、「二十四の瞳」、「カルメン故郷へ行く」などが好きでした。高峰秀子がお気に入りのようですね、

2010/10/8(金) 午後 1:46 [ つばさ ]

顔アイコン

私は初日に鑑賞してきました。映像が余り良い状態でなかったのが少し残念でした。
世間体って今でもかなりの人が気にする、かなりやっかいな敵ですよね。最終的に受けるか否かは別として、全てを捨てて自分の元へ来て欲しいと言ってもらえるのは、やはり女心は揺さぶられるでしょうね。高峰秀子さんの迷う横顔がとても印象的でした。
色んな方の色んな気持ちが在ると思いますが、私の持論としては自分を一番必要としてくれる人の傍に居たいと思う方が多いのでは・・・と思っています。

2010/10/8(金) 午後 11:56 [ 三日月 遊 ]

顔アイコン

本日シネ・ヌーヴォにて、この『遠い雲』をはじめ、『破れ太鼓』、『惜春鳥』を観てまいりました。木下恵介監督、いいですね。 私、登場人物に感情移入して見るクセがあります。『遠い雲』では高峰秀子さんに感情移入してしまい、佐田啓二さんと田村高広さんの間で揺れ動く冬子の心を追体験しているようでした。
『惜春鳥』では全編に白虎隊の悲劇が語られます。私、自然と涙がこぼれました。幕末の会津藩の悲劇は皆様ご承知の通り。そして今、福島では再び悲劇が繰り返されています。
会津出身の二人の女性、山本八重(新島八重)さん、山川捨松(大山捨松)さんには尊敬の念を抱きます。来年の大河ドラマ、今から楽しみです。

2012/8/1(水) 午後 9:31 [ 金歯 ]

顔アイコン

新しいコメントからこの映画の村田先生の評論を読む機会に恵まれました。世間かあ。ずっと闘っている気がします。自分の一方的な誤解のような気もしますが、少しでも人と変わったことをすると注目されていると身がしくしくします。たぶん、ふっきれたら、馬鹿馬鹿しいことなんでしょう。愛を貫き通すには、多くの人を裏切ることも時には必要かもしれません。でも、その信念を持つ勇気、なかなか手に入りません。いつも気付くのが遅い気がします。

2012/8/2(木) 午前 4:29 [ おりょう ]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事