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またまた駅前シネマ。
テオ・アンゲロプロス監督『霧の中の風景』(ギリシア・フランス・イタリア、1988年)。
12歳の姉と5歳の弟が父に会うために、アテネからドイツに旅する。実は、二人は私生児で、父がドイツにいるというのは、母親の嘘なのだが。
二人は旅芸人の若者と出会い、一行と旅する。さすがはアゲンロプロス監督、『旅芸人の記録』と連結します。
やがて、二人は一行と離れ、ヒッチハイクでトラックに乗るが、姉は運転手にレイプされてしまう。旅芸人の青年との再会と寂しい別れ。二人はようやくドイツ国境までたどり着くのだが。
青年が弟に映画のフィルムの断片を与え、霧の中に山が見える、と教える。ラスト・シーンでは、二人が霧の中の風景に立っている。
「初めてはみんなそうなんだ」と、青年は姉に語る。初恋の辛さである。
寂しい風景に寂しい音楽、そして時間は緩慢に流れて行く。人生はあてのない旅だと、この作品は語っています。
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子供たちが、2人だけで、遠いたびをするなど、今の日本では考えられないことです。
Murataさんは、いろいろなところへ旅をしますね。
この映画のような、恐ろしいことに遭遇したことがありますか?
このままずっと寂しい時間だけが過ぎていくのかと、思ったことがありますか?そのとき助けになるものは何でしょうか?
どこへ行っても霧の中では、子供たちがかわいそうです。
この作品は、これから生きていく人たちが、迷わないような、
世の中になって欲しいという願いがこめられているのでしょうね。
2010/10/17(日) 午後 9:17 [ つばさ ]
出会いの凄さ!!!兄弟姉妹、意味深。まあ、嘘はいけませんわ。平気で嘘ついたわけでは、ないんやろうけどね。親なんやから。お手本にならなあかん。
2010/10/17(日) 午後 9:46 [ ハムハム ]
姉と弟が最後にたどり着いた場所は霧の中から現れる「一本の木」でした。アンゲロプロスの作品ではいちばん気に入っている作品です。
2010/10/17(日) 午後 9:57