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久しぶりに京都みなみ会館へ。
ハル・アシュビー監督『ハロルドとモード』(1971年、アメリカ)。
ハロルド(バッド・コート)は上流階級の子弟だ。だが、母親(ヴィヴィアン・ピックルズ)は権威主義的で冷淡極まりない。ハロルドは自殺の真似をすることで母親の関心を惹こうとするが、いつも無視される。
ハロルドのもう一つの「趣味」は、見知らぬ人の葬儀に参列することだ。そこで、彼は不思議な老婆モード(ルース・ゴードン)と出会う。若いハロルドが生きた屍なら、老いたモードは生命力に溢れている。彼女の型破りな生き方に、ハロルドはどんどん惹きつけられていく。生まれて初めての友人である。
やがて、ハロルドはモードと結婚する決意をして、周囲を驚かせる。しかし、それも束の間、モードは80歳の誕生日に、かねてよりの予定通り服毒自殺するのだった。
ルース・ゴードンは、本当に味のある女優でした。
生と死、若さと老いが対比され、そして交錯する作品です。
折々に流れる歌詞がまたいい。
ハロルドが切腹(ハラキリ)の真似をするシーンがあって、そこで彼は「スキヤキ」と叫びます。
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生と死、若さと老い。自殺をするふりをするのと、本当に自殺してしまうのと も対象的ですね。
何かで聞きましたが、動物には 死 の概念がないと。 なるほど〜。と、妙に納得しました。
2010/11/3(水) 午後 10:26 [ その ]
飲み仲間の精神科の医師です。女優さんって誰も頼れないって本当なんですね。周囲の人の気を引くために自殺未遂をしようとして、結果として、自殺してしまう例がほとんどですが、彼女はある意味、自我が確立していたんですね。
2010/11/4(木) 午後 0:19 [ ハムハム ]