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北九州に向かう新幹線の中でDVD。
ルイス・ブニュエル監督『ブルジョアジーの密かな愉しみ』(1972年、フランス)。
パリに駐在するラテン・アメリカの小国の大使(フェルナンド・レイ)とその仲間たち(ジャン=ピエール・カッセル)ら、三組のブルジョアジーの男女は、食事をしようとしながら、いつも邪魔が入ってうまくいかない。
大使は麻薬の密輸をしており、友人の妻と不倫関係にある。食事の約束がちがっていたり、警察に逮捕されたり、挙句の果ては、テロリストに襲われたり。それらは半ば現実で半ば幻想なのだった。
ブルジョアジーたちは、ドライ・マティーニの正しい飲み方(口の中で咬むのだそうです)を試すため運転手に飲ませてみたり、羊肉の正しい切り分け方について講釈してみたり。しかし、彼らの生活と人間関係はただれきっている。
難解だが、フランス的なエスプリの効いた作品。
アカデミー外国作品賞の受賞作です。
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