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飛騨高山へ向かう者中でDVD(仕事です、念のため)。
ベルナルド・ベルトリッチ監督『シェルタリング・スカイ』(1990年、アメリカ)。
1947年の北アフリカ、タンジール。
作曲家のボート(ジョン・マルコヴィッチ)と作家のキット(デブラ・ウィンガー)は、活力を失った夫婦だ。旅先で知り合った若いタナーが同行しており、彼はキットに関心を抱いている。
彼らはアフリカ各地を転々とするが、やがてキットとタナーは一夜限りの関係をもつ。タナーと別れて、夫婦は旅を続けるが、ボートが伝染病に感染して亡くなる。キットは茫然自失のままアラブの商隊に加わり、アラブ人男性とも関係をもつ。
キットはようやくタンジールに戻るが、もはや現実社会への関心を喪失しているのだった。
冒頭でtourとtravelはちがうと、キットが言う。前者は帰ることが前提になっており、後者はそうではない。タナーはtour,夫婦はtravelというわけだ。
最後のナレーション。「人は自分の死を予測できない。満月を見る機会はあと20回しかないかもしれない」。
やはり、人生は旅だと感じさせる作品でした。
砂漠の映像が美しい。アカデミー撮影賞受賞だけのことはあります。
音楽は坂本龍一。
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ベルトルッチと坂本さん、ラストエンペラーコンビですね。 映像と音楽もとても良さそうですね、観ようと思います。
2010/12/2(木) 午後 9:35 [ その ]
サハラ砂漠と北アフリカを舞台にした旅の物語。宇宙と空、愛と孤独、自然と死などを複雑に織り込んでいます。原作者ポウル・ボウルズも夫婦でモロッコのタンジールで暮らしていたようです。愛情のあり方に疑問を持って旅に出たのに、死を迎えてしまう。疑問を持たない方がよかったのだろうか。そんなことさえ考えてしまいます。
2012/5/21(月) 午前 11:11 [ KIYO ]