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久しぶりに京都シネマへ。
ラース・フォン・トリアー監督・脚本『アンチクライスト』(2009年、デンマーク他)。
彼(ウィレム・デフォー)と彼女(シャルロット・ゲンズブール)はセックスの間に、幼い一人息子を事故で死なせてしまう。これが原罪である。
妻は精神を病み、セラピストの夫はタブーを冒して近親者のセラピーを試みる。妻が「エデン」と呼ぶ森の山小屋を恐れていることを知り、夫は妻とそこにでかける。かつて妻が息子を連れて心理学の論文執筆のために滞在した場所だ。だが、妻はますます不安定になっていき、夫に襲いかかって、その足に碾き石を打ち込む。
カラスや狐、鹿など自然(ネイチャー)の動物がしばしば現れ、彼と彼女の心の本質(ネイチャー)を暴き出していく。
逆エデンの園に向かうアダムとイブ。碾き石を打ち込まれた彼の姿は、イエスそのものです。
快楽から悲嘆、苦痛、絶望へ。そして、復活の可能性が。
それにしても、後半は思わず目を背けてしまう展開です。
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