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新宿ピカデリーへ。
ミカエル・ハフストローム監督『シャンハイ』(2010年、アメリカ)。
太平洋戦争開戦前の上海の外国人租界が舞台。
アメリカの諜報部員コナーが殺害され、親友のソームズ(ジョン・キューザック)が派遣される。表向きは新聞記者である。ソームズは上海の裏社会を牛耳るアンソニー(チョウ・ユンファ)の美貌の妻アンナ(コン・リー)と出あう。夫は日本に協力しているが、妻は影では対日レジスタンスのリーダーである。ソームズとアンナは徐々に惹かれあう。
コナーがスミコ(菊地凛子)という愛人から日本軍の情報を入手していたことを、ソームズは知る。彼はスミコを捜すが、彼女はアンナたちの手中にあった。しかも、日本海軍のタナカ大佐(渡辺謙)もスミコを追っていた。
フィルム・ノアール仕立ての作品です。
渡辺はすっかり国際的な俳優になりましたね。菊地の存在感が乏しく残念。
女を信じて男が裏切られるという男女関係が、幾重にも重なっています。それでも、男は女を信じ、守ろうとする。
悪くはないのですが、タナカとスミコの関係は容易に想像がつきますし、真珠湾奇襲攻撃の史実も誰でも知っています。その意味で、オチのないというか、クライマックスのない筋書きです。
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この作品の一番の見所は、チョウ・ユンファ様の『ノワール』ぶりだと思います。微笑みの『ノワール』には痺れます。
あとはコン・リーがミステリアスな(アメリカ人がイメージするところの)アジア女性を演じているところ、2人がいないとこの作品が成り立ちません(笑)
大味な作品をピリリと引き締めて大人の『エンターテイメント』映画に仕上げています。
どんな役を演じられても、最近の渡辺謙さんの存在感はスゴイですね。
2011/9/3(土) 午前 0:17 [ francesca ]
実際に日本軍があんなに野蛮な行動をとっていたのですか?スパイ同士の探り合いや裏切りは壮絶ですが、割合簡単に恋に陥るものなんですね。渡辺謙さん演ずるタナカは、上海での日本の諜報活動をしていた影佐禎昭大佐のイメージが色濃いとのことです。コン・リーは陰があってセクシーな役柄が似合います。『上海ルージュ』でも大物の愛人を演じていました。
2011/9/20(火) 午後 6:58 [ KIYO ]