|
新宿武蔵館でスサンネ・ビア監督『未来を生きる君たちへ』(デンマーク・スウェーデン、2010年)。
昨年度のアカデミー賞とゴールデングローブ賞の最優秀外国作品賞を受賞した作品です。
クリスチャン少年は母を癌で亡くし、父とともに祖母のいるデンマークに引っ越している。転校先の学校で、エリアスがいじめに会うのを目撃し、クリスチャンは暴力でいじめっ子を撃退する。
エリアスの両親は別居しており、父アントン(ミカエル・パーシュブラント)は医師としてアフリカで難民の医療に従事している。そこはビッグマンたちの暴力が支配する地域だ。
デンマークに戻ったアントンは、エリアスやクリスチャンと一緒の折に、労働者から暴力を受ける。アントンは非暴力を貫くが、クリスチャンはエリアスを誘って、件の労働者への復讐を画策するのだった。
原題は「復讐」という意味だそうです。復讐と暴力の連鎖から脱して、赦しに至る道、二組の親子の和解が描かれています。
そして、北欧の福祉社会とアフリカ荒涼たる砂漠が、一つにつながります。
派手さはないが、デンマーク映画の底力を感じさせる作品です。
|

- >
- エンターテインメント
- >
- 映画
- >
- 映画レビュー


