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ひさしぶりに京都シネマへ。
園子温監督・脚本『恋の罪』(2011年)。
1990年代の渋谷・円山町のラブホテル街が舞台。
女性の死体が切断され人形と組み合わされているのが発見される。そこには「城」という文字が。
捜査に当たる女性刑事・和子(水野美紀)は、実は夫の後輩と不倫している。
行方不明になっているいずみ(神楽坂恵)は、有名作家の妻だが、夫の潔癖症に満足できない日常を抱えていた。彼女はある時アダルトビデオにスカウトされ、風俗店を経営する若者にナンパされる。さらに、いずみは美津子(富樫真)という謎の娼婦に出会う。美津子は有名大学の助教授で、夜は娼婦に変身するのだった。彼女も亡父との歪んだ関係を抱えていた。
「城」はカフカの小説に由来し、意味論的な議論が展開される。
期待していたが、観念論を批判するこの作品そのものが観念論的で、率直に言って失敗と感じた。
大学の教師として言わせてもらえば、作中の大学の講義風景など、まったくリアリティがない。
次回作に期待しましょう。
それでも、「言葉なんか覚えるんじゃなかった」という詩は妙に耳に残ります。
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心が病んだ時に、人は自分の存在意義を確認するために、売春をすることがあると聞いたことがあります。しかし、この作品は何か物足りない。恋などどこにも出てこないですし。脚本のせいか、演技力によるものなのか。もう少し深みのあるものにしてほしかったです。
2011/11/29(火) 午後 6:53 [ KIYO ]