Koji Murataの映画メモ

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邦画 2012年

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 シネヌーヴォへ。
 木下慶介監督『この子を残して』(松竹、1983年)。
 長崎で被爆した医師・永井隆(加藤剛)の物語。
 1981年に広島、長崎を訪問したローマ法王ヨハネ・パウロ二世の、たどたどしい日本語での、しかし、力強い説教の記録映像で始まる。
 永井は放射線医学が専門で、レントゲン診察を重ねてきたことから、余命いくばくもなかった。ところが、長崎への原爆投下では、浦上に住む妻・緑(十朱幸代)が亡くなり、永井は生き残る。妻の母(淡島千影)のもとに疎開していた子供二人も無事だった。
 永井は子供たちの行く末を案じながら、地元の復興と原爆の記録を後世に伝えることに、余命を捧げるのだった。
 他に、大竹しのぶや山口崇ら。
 最後に、成人しジャーナリストになった長男(山口)が登場し、その上、前衛演劇のような被爆の様子が描かれます。これがなければ、もっと余韻のある作品になったでしょうが、かなり説教口調になってしまっています。

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今でも、永井医師を顕彰する賞は沢山あります。でも、うん万人、うん十万人と亡くなり、その後も被ばくで苦しむ人々と、気持ちをその賞を作ることだけで、すっきりする訳ないでしょうが。日本がしでかした戦争犯罪は負けたから言い続けられている部分もあると思います。アヘン戦争の悪口は中国人は言いませんし。もちろん、やり方がきたない部分もあるんでしょうが。たとえば、火傷の皮膚をどこからとっているかとか。治療には、幼い子供の皮膚が定着しやすく、昔から子供をさらうのは、移植か売春のためが企業の目的だったそうです。同じ色の皮膚を探すため、近くの国々の子供たちが犠牲になった筈です。軍事ではなく医療が先に発達してくれていれば、戦争が無意味になると思うのですが、それは綺麗ごとですね。ただ、一人でも多くの人が、幸せな生活を送れるように祈っています。そういう政治を目指す若者がこれから、沢山生まれますように。先生のゼミからも期待しています。

2012/8/14(火) 午後 4:43 [ おりょう ]

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先生は社会の問題作もご覧になるのですね。永井医師を顕彰する賞は沢山ありますが、戦争は悲惨で、人間のエゴで起こる悲しい出来事です。軍備が発達する前に、医学が発達すれば、抑止効果があると期待するのですが。日本は形だけの平和を突き進む、悲しい国になってしまいました。派兵をしない代わりに巨万の富を捧げたイラク戦争。借金大国になっても、海外のODNには協力する理不尽さ。世界があるから日本は生きているのですが、資本投下した彼らはそのことに気付いていてほしいものです。

2012/8/15(水) 午前 8:14 [ おりょう ]

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『この子を残して』を観たいのですが、働いているとなかなか時間が合わなくて。永井先生はりっぱな方だと思います。
一昨日、シネヌーヴォで『風前の灯』を観てまいりました。佐田啓二さん、高峰秀子さんともに三枚目の役で、木下作品では異色の喜劇でした。
さてこの日、大阪市内は雷と大雨で、シネヌーヴォも影響を受け、客席水浸しになりました。上映時間を遅らせ、新聞紙を敷いてなんとか上映にこぎつけました。ほぼ満員の観客、順番通り入れなかったのに、一言の文句も言わず、さすがにシネヌーヴォ・ファンは違います。ちなみに私、この日で今年シネヌーヴォで観た映画は20本になりました。

2012/8/20(月) 午後 9:03 [ 金歯 ]


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