Koji Murataの映画メモ

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8月29日

 お久しぶりです。
 ロス、デュッセルドルフと出張してきました。また機内で映画を二本。
 まず、ハル・アシュビー監督『チャンス』(1979年、アメリカ)。
 知的障害をもった庭師のチャンス(ピーター・セラーズ)は、主人の死によって長年住んでいた屋敷を去ることになった。偶然、政財界の大物ランド夫妻(メルヴィン・ダグラスとシャーリー・マクレーン)の知遇を得て、彼の無垢な発言は大統領(ジャック・ウォーデン)にまで引用されるようになる。チャンスは全国的な注目の的となり、やがては彼を大統領に擁立しようとする声までが出だす。
 控えめなコメディで、ニーチェの『ツァラトゥストアはかく語りき』をベースにしている。なかなか知的な作品です。
 1970年代末のアメリカ、それも首都ワシントンの低迷した雰囲気がよく伝わってきます。
 みな力演だが、中でもメルヴィン・ダグラスが渋い。この人、『ニノチカ』でグレタ・ガルボと共演してるんですよ!
 
 帰路ではうって変って、アンソニー&ジョー・ルッソ監督『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年、アメリカ)。地球を守る諜報機関SHIELDの中にも、ファシストの秘密組織ヒドラが入り込んでい。フューリー長官(サミュエル・L・ジャクソン)も命を狙われる。ロバート・レッドフォードが珍しく悪役を演じる。
 キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンズ)は、いかにもオール・アメリカンな好青年。対する殺人鬼のウィンター・ソルジャーが、実は戦時中の戦友という設定。次回作の予告もなされています。
 こういう映画を観ると、アメリカのセルフ・イメージやハリウッドの定番のストーリー展開、キャラクター設定の、いい復習になります。

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お久しぶりです。猛暑や豪雨など大変な夏でしたが、暑い国の人々を見習って、私も厳しい暑さの時期には歩くのを控えたり、バスを利用したりしていました。
『チャンス』政治家やジャーナリストへの批判や人生訓が含まれ、ゆっくり楽しめました。ワシントンDCが相当荒れていたのでしょうか。チャンスという名の男性は、礼節を重んじて社会に適応できているので、障害があるとはいえないと思いました。

2014/9/5(金) 午後 9:29 [ KIYO ]


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