Koji Murataの映画メモ

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11月5日

 もう11月ですね。
 最近、映画館で観た作品を3本。
 まず、大森立嗣監督・脚本『まほろ駅前狂騒曲』。瑛太と松田龍平はキャラ立ちしていて面白いのですが、大人たちが子供の頃のトラウマを乗り越えるのに、結局、今の子供たちを巻き込んでしまっており、釈然としません。結末も、いかにもご都合主義的。
 次いで、ゲイリー・ショア監督『ドラキュラZero』(2014年、アメリカ)。ドラキュラ伝説を描いたアクション作品で、トランシルバニアの君主ヴラド三世(ルーク・エヴァンス)がオスマン・トルコの大軍から祖国と家族を守るために、吸血鬼の力を借りて、自らも吸血鬼になってしまう。CGだと何でもできてしまうので、迫力があるようで物足りない。また、オスマン・トルコのほうがよほど吸血鬼的に見えてしまう。
 京都シネマで、ヤーノシュ・サース監督『悪童日記』(ドイツ・ハンガリー、2013年)。第二次大戦下のハンガリーで双子の兄弟が、疎開のために冷淡で無骨な祖母に預けられる。二人は過酷な環境に対応すべく、空腹や痛み、悲しみ、残酷に耐える訓練を積む。父から託された日記帳に、二人は日常を淡々と綴っていく。やがて、戦争が終わり母が迎えに来た時、二人は別人のようになっている。その母も祖父も、そして父も、二人の目前で亡くなり、二人はついに別離の試練を迎える。
 ハンガリー映画を観るのははじめてかも。主人公の子役を始め、祖母役など、印象深い演技。双子の運命がハンガリーの運命と重なる。残酷でエロテックでユーモラスーーまさに一見に値します。
 さて、DVDでスピルバーグ監督作品を二本。
 『A.I.』(2001年)。
 ある夫婦の一人息子は植物人間状態にある。その孤独を埋めるため、夫はロボット少年のディビットを持ち帰る。やがて、ディビットは人間の母を本当に愛するようにプログラムされる。しかし、本当の子供が奇跡的に意識を回復したことから、ディビットは家族から追放され、ロボット狩りを逃れながら、ピノキオのように本物の人間人なろうと旅を続ける。ジュード・ロウがセックス・ロボット役で登場。
 家族の愛や人間性の本質、社会的差別など、多くの問いかけを含んでいる。主役のハーレイ・ジョエル・オスメントが何とも愛らしい。しかし、成功した子役はいずれもその後がたいへんなようですね。
 『マイノリティ・レポート』(2002年)。
 2054年のワシントン。3人の予知能力者プリコグの力を借りて、殺人事件が事前に防止できるようになっている。しかし、この犯罪防止局の刑事ジョン(トム・クルーズ)が冤罪に落としいれられて、このシステムの欠陥に気づく。他に、コリン・ファレルやマックス・フォン・シドーら。過剰監視社会がシュールに描かれています。
 
 
 
 
 

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