Koji Murataの映画メモ

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8月13日

 リメイクされた日本映画を2本。
 まず、原田眞人監督『日本のいちばん長い日』。役所広司が阿南陸相、山崎務が鈴木首相、本木雅弘が昭和天皇で、それぞれ力演でした。ただ、国家存亡の政治ドラマと家族の物語を絡ませるのに成功したかどうかは、微妙。迫水内閣書記官長ら脇役もよいが、叛乱将校側が個性に乏しい。いずれにせよ、十分一見に値する。
 塚本晋也監督・脚本・主演『野火』。大岡昇平原作で、かつては市川崑監督が手がけた。リリー・フランキーや森優作もよく、力強い作品だが、映像と音響で観客を驚かせようとしている印象が拭えない。市川作品の白黒の乾燥した虚無感には欠ける。名作のリメイクは勇気のいることです。

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2作ともリメイクとは知りませんでしたが、いずれWOWOWで放映されるので、パスします。
「Big Game 大統領と少年ハンター」が、拾い物でした。「レイム・ダック化し、支持率も低下して無能呼ばわりされている」(ここまで言っていいものかと思うのですが)アメリカの黒人大統領が、フィンランドの山中に落とされて獲物として狩られる。それを助けるのは、成人になる証としてしかるべき獲物をしとめるために山籠りしていた13歳の少年ハンター。話自体はパターン化していて結構いい加減なのですが、大統領がサミュエル・L・ジャクソンというのがミソで、少年の面構えもいいのです。
フィンランドにも成人通過儀礼があるというのがとても新鮮で(まあ無知だったと言うだけの話ですが)、人類学的見地からも、とても面白いと思いました。

2015/8/19(水) 午後 10:20 [ KS2015 ]


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