Koji Murataの映画メモ

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12月27日

 クリスマスも終わりましたね。いよいよ年の瀬です。
 1ヶ月近く前ですが、新宿で観た作品。アトム・エゴヤン監督『Devil's Knot』(2013年、アメリカ)。1993年にアーカンソーのウェスト・メンフィスで実際に起こった3人の男児の殺人事件がテーマ。証拠不十分のまま、偏見から3人の若者が逮捕され、有罪判決を受ける。必死に真相を解明しようとする調査員にコリン・ファース、被害者の一人の母親にリース・ウィザースプーン。オカルト的な雰囲気と南部の偏見が異様な雰囲気をかもし出す。事件は未解決のままの由。
 山崎貴監督『寄生獣』(2014年)。染谷将太や余貴美子ら個性派が共演。『悪の教典』を連想したが、私は充分楽しみましたが、多くの人が原作漫画を高く評価しているようです。私も一度読んでみたいと思います。映画も続編が楽しみです。
 キム・ギドク監督『メビウス』(2013年、韓国)も強烈。1時間半でくたくたになりました。人間の業や情欲は言語を超えるということか。大島渚の『愛のコリーダ』と新藤兼人監督の『裸の島』を足したような作品。ただし、映像があまりに説明的。それなら科白を入れればいいのに。
 デヴィッド・エアー原作・監督・脚本『FURY』(2014年、アメリカ)。第二次大戦末期のドイツの戦場でも、アメリカ戦車の悪戦苦闘を描く。全体にきわめて宗教的な調子。「イエスはヒトラーを許すか?」「理想は平和だが、歴史は暴力的だ」などの科白や聖句が次々に登場する。ブラッド・ピット力演。迷える子羊たるローガン・ラーマンの成長物語でもある。『プライベート・ライアン』を髣髴させる出来栄え。
 
 
 

12月17日

 ご無沙汰しました。今日は格段に寒いですね。
 さて、最近観たDVDを3本。
 まず、ウディ・アレン監督『ラジオ・デイズ』(1987年、アメリカ)。ニューヨークのユダヤ人家庭(もちろん、アレンがモデル)を、大恐慌以降の世相とラジオを通じて描いた心温まる作品。当時、ラジオがいかに大きな存在だったかがよくわかります。出演はミア・ファロー他。グレン・ミラーなど懐かしい音楽も堪能できます。
 次に、ジョージ・ロメロ監督『ナイト・オブ・リビング・デッド』(1968年、アメリカ)。数ある存知映画の原点。ゾンビに襲われる人間の間の対立や摩擦が、社会性をもった問いかけになっている。ゾンビより人間の方が怖い。白黒映像と単調な音楽が不気味さを増す。『ゾンビ襲来』という、ゾンビを題材にした国際関係論の本に触発されて観てみました。
 ジェレミー・スカヒル"Dirty War" (2010年、アメリカ)。
 日本未公開ですが、911以降拡大する、アメリカによる対テロ戦争の暴走を描いたドキュメンタリー。スカヒルによる『アメリカの卑劣な戦争』(柏書房)をベースにしています。対テロ戦争が憎しみを増大し、テロリストを増やしていく様子が、世界各地の取材を通じて描かれています。
 バンコク行きの機内でも一本。ギレルモ・デル・トロ監督『パシフィック・リム』(2010年、アメリカ)。太平洋から次々に“怪獣”が人類を襲い、巨大ロボットがこれに対抗する。本多猪四郎監督に捧げられているだけあって、日本も重要な役割をになっており、菊池凜子が活躍している。アニメやゾンビ・怪獣映画などの様々な要素が盛り込まれている。オタクにはたまらない作品でしょう。

11月23日(2)

 ムーヴィックス京都で、ロバート・ルケティック監督『パワー・ゲーム』(2012年、アメリカ)。
 IT企業をめぐる産業スパイの物語。美男美女(リアム・ヘムズワースとアンバー・ハード)を配して、ハリソン・フォードとゲイリー・オールドマン、そして、リチャード・ドレフィスという大物が競演する構図。ただし、基本は『ウォール街』の焼き直し。金融がITになっただけ。せっかく、これだけの配役なので、もう少しひねりがほしかった。
 「凡人は模倣し、天才は盗む」と、ピカソの言葉が引用されています。

11月23日

 東京出張の合間に駆け足で3本。
 イ・ジュヒョン監督『レッド・ファミリー』(2013年、韓国)。製作総指揮はキム・ギドク。
 北朝鮮の工作員が家族を偽装してソウルで暮らしている。隣家は喧嘩の耐えない家庭だが、やがて、工作員たちはこの人間味溢れる隣家に惹かれていく。
 コメディ仕立てだが、凄惨なシーンも含まれており、分断国家の現実と家族愛を正面から描いている。50歳を過ぎたばかりのソン・ビョンホが祖父役とは、同世代の私には衝撃。
 アントン・コービン監督『誰よりも狙われた男』(2014年、アメリカ・イギリス・ドイツ)。フィリップ・シーモア・ホフマンの遺作。
 ホフマン演じるドイツの対テロ諜報組織の長は、高名なイスラム宗教指導者を狙っている。彼が寄付の一部をテロ組織に回しているからだ。そこに、トルコからの不法入国の若者が現れる。ホフマンは彼を利用して、宗教指導者を罠にかけようとする。しかし、若い人権派の女性弁護士(レイチェル・マクアダムス)が若者を守ろうとし、また、内務省やCIAとの縄張り争いが繰り広げられる。
 原作と総指揮はジョン・ルカレで、彼らしく緻密なストーリーが展開されている。ホフマンの演技は重厚、マクアダムスもセクシー。他に、ウィレム・でフォーやロビン・ライトら演技派が揃う。
 アンジェイ・フィディック監督『金日成のパレード』(1989年、ポーランド)。金日成の生誕70周年(1981年)や北朝鮮の建国40周年(1988年)をめぐる壮大なマスゲームやパレード、人々の賛辞をまとめたドキュメンタリー。ナレーションは佐藤慶で、オリジナルに忠実に「偉大な指導者、金日成首領様」と執拗に繰り返す。恐るべしとしか言いようがない。今となっては、すべてが痛烈な皮肉になっている。ここに映し出された子供たちは、今どうなっているだろうか?ライプチヒ国際映画祭グランプリ受賞とか。『北朝鮮・素顔の人々』(2014年、日本)が合わせて上映された。

11月19日

 
 まずは高倉健さんのご逝去に哀悼の意を表したいと思います。思い出に残る多くの映画と歌をありがとうございました。
 
 さて、吉田大八監督の話題作『紙の月』を鑑賞。宮沢りえ演じる銀行の契約社員が、大学生の恋人(池松壮亮)と出会ったことを機に、つかの間の偽物の幸せ「紙の月」のため、莫大な金額の横領を重ねる。宮沢が色気を取り戻す様子や小林聡美の冷徹なOL役など、見ごたえのある作品。徐々に平凡な日常が崩れていく過程が、巧みに描かれています。
 スウェーデンの映画、フェリックス・ハーングレン監督『100歳の華麗なる冒険』(2013年)。100歳の老人が老人ホームから逃走、たまたまギャングの大金を手にして、当てのない旅を続ける。これに老人の回想が挿入される。フランコ将軍、スターリン、レーガン、ゴルバチョフなど、歴史上の人物と邂逅しているが、本人は政治とセックスには無関心で、趣味は爆弾づくりという老人なのである。北欧から見た20世紀史としても楽しめる。

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