Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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8月13日

 リメイクされた日本映画を2本。
 まず、原田眞人監督『日本のいちばん長い日』。役所広司が阿南陸相、山崎務が鈴木首相、本木雅弘が昭和天皇で、それぞれ力演でした。ただ、国家存亡の政治ドラマと家族の物語を絡ませるのに成功したかどうかは、微妙。迫水内閣書記官長ら脇役もよいが、叛乱将校側が個性に乏しい。いずれにせよ、十分一見に値する。
 塚本晋也監督・脚本・主演『野火』。大岡昇平原作で、かつては市川崑監督が手がけた。リリー・フランキーや森優作もよく、力強い作品だが、映像と音響で観客を驚かせようとしている印象が拭えない。市川作品の白黒の乾燥した虚無感には欠ける。名作のリメイクは勇気のいることです。

8月12日

 ワシントンの映画館で観た作品を2本。
 ビル・コンドン監督『ミスター・ホームズ』(2015年、米英)。晩年のシャーロック・ホームズ(イアン・マッケラン)の物語。過去の事件の記憶も曖昧になりつつあり、ミツバチの世話が日課になっている。マッケランは力演、真田広之も登場するが、日本の描写は時代錯誤そのもの。イギリス英語はわかりにくい!
 Kyle Patrick Alvarez監督"Stanford Prison Experiment"2015年、アメリカ。
 1971年に実施されたスタンフォード監獄実験(実話)の映画化。心理学の実験のために、学生たちが看守と囚人に別れて実験監獄に入れられるが、看守は徐々にサディスティックになり、囚人たちは恐怖に怯え精神を病んでいく。本当に怖い話です。囚人役の学生にアジア人は一人いたが、黒人はいなかったように思う。70年代のエリート大学なら、こういうものか?

8月12日

 久しぶりにワシントンに出張。往復の機内で観た映画です。
 ジョス・ウェドン監督『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年、アメリカ)。世界平和のために開発した人工知能ウルトロンが暴走して人類滅亡を画策、アベンジャーズと死闘を展開する。アイアンマンとハルクは「どうぜ俺たちはマッド・サイエンティストだ」と自虐する。映画館まで行って観る気はしないが、こういう機会に、ついつい観てしまう。
 トッド・フィリップス監督『ハングオーバー!!! 最後の反省会』(2013年、アメリカ)。噂には聞いていたが、1,2とみたことがなく、いきなり三作目を観た。中国人、大活躍です。ラスベガスにも一度行ってみたくなりました。
 原田眞人監督『駆け込み女と駆け出し男』(2015年)。原作は井上ひさし。鎌倉の縁切り寺・東慶寺が舞台。戯作者と様々な不幸を抱えた女たちの物語。水野忠邦ら幕府の思惑もからむ。「幸せな家庭はみな一様に幸せだが、不幸な家庭はみなそれぞれに不幸である」というトルストイの言葉を思い出しました。

8月2日

 もう8月に入りました。暑いですね。誕生日のお祝いをはじめ、いろいろとコメントをいただき、ありがとうございました。
 最近はほとんど映画を観ていないのですが、少し前に観たDVDを2本。同じようなテーマの作品です。
 フランス・ヴェベール監督・脚本『メルシィ!人生』(2001年、フランス)。会社をリストラされそうになった冴えない中年男が、アパートの隣人の知恵を借りて、ゲイであるとの噂を流す。マイノリティ差別と批判されることを恐れて、会社は解雇を撤回する。おもしろいテーマだが、コメディということもあり、掘り下げが浅いののが残念。
 スティーブ・マイナー監督『ミスター・ソウルマン』(1986年、アメリカ)。
 主人公(C・トーマス・ハウエル)はハーヴァード・ロー・スクールに合格したものの、父に学費捻出を拒否される。そこで、彼は黒人になりすまして黒人用の奨学金を獲得する。やがて、彼には黒人のガールフレンドができ、さらに、実は白人だったことが露見する。これを興味深いテーマだが、ご都合主義的なコメディになっている。レスリー・ニールセンやレーガン大統領の長男ロン・レーガンも端役で登場。

7月11日

 しばらくご無沙汰しました。
 DVD、ビデオを3本と映画館で1本。
 まず、ドン・シーゲル監督『ボディー・スナチャー――恐怖の街』(アメリカ、1956年)。
 「ボディー・スナッチャー」とは死体盗人の意味。ある田舎町で、宇宙から飛来したサヤが人間のクローンを作り、人間の人体が次々に乗っ取られていく。SF映画のカルト的名作。共産主義の恐怖とも「赤狩り」の恐怖とも読める。
 アラン・アイダ監督・主演『ある上院議員の情事』(アメリカ、1985年)。
 若手の上院議員が最高裁判事の承認問題で名を挙げるが、その際に協力した女性弁護士(メリル・ストリープ)と不倫関係に陥る。大統領候補にまで擬せられた彼は、家庭の崩壊を防げるか?
 クリントンの逸話を先取りしたような話。名優メルヴィン・ダグラスがベテラン上院議員役で登場、窮地に立つとフランス語で話し出してとまらず、周囲を唖然とさせる。
 マイケル・カコヤニス監督・脚本『魚が出てきた日』(イギリス・ギリシア、1967年)。
 1966年に米軍機が事故でスペイン上空で水爆を落とした実話(爆発はしなかった)に基づく。
 米軍機が事故でギリシアのカルロス島に墜落。搭載していた放射能物質を秘密裏に回収しようと、民間人を装った部隊を派遣する。ところが、そのために岩だけの島が観光ブームとなり、観光客が殺到する。しかも、放射能物質を保管した金属製ボックスをヤギ飼いの夫婦が宝物と誤解して隠蔽し、必死で開封してしまう。やがて、放射能で汚染された魚が水面に浮上する。シリアスな話だが、ブラック・ユーモア作品になっています。若い頃のキャンディス・バーゲンがセクシー。
 ジョージ・ミラー監督『マッド・マックス――怒りのデス・ロード』(2015年、アメリカ)。
 ミラー監督の執念の作品。主人公よりも女性たちがキャラ立ちしており、全体にレズビアン・テイスト。悪役に迫力がないのが残念。
 
 

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