Koji Murataの映画メモ

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5月25日

 数週間前に京都の映画館で、北野武監督『龍三と七人の子分たち』を楽しみました。藤竜也も渋いが、元二枚目の近藤正臣がいい味を出していますね。高齢社会を風刺するといったことよりも、北野がギャクを楽しんでいる様子が伝わってきます。『アウトレイジ』に続くところを、見事に肩透かしをくった感じです。

5月22日

 昨夜、自宅でDVD。アルフレッド・ヒッチコック監督『トパーズ』(1969年、アメリカ)。
 キューバ危機を背景にしたスパイもの。ソ連KGBの副長官がアメリカに亡命し、キューバでのミサイル吉建設が明らかになる。しかし、アメリカはキューバ国内に人脈をもたない。そこで、フランスの親米派諜報員が真相解明に望む。「トパーズ」とは、フランス政府内に張り巡らされたソ連の諜報組織の暗号名。
 ヒッチコック作品の中では、評価は高くない。主人公らに個性が欠けるが、渋いフランス人の脇役で楽しめる。

5月18日

 最近見たDVDとビデオです。
 まず、ジョン・フォード監督『プリースト判事』(1934年、アメリカ)。南北戦争後のケンタッキーを舞台にした人情裁判もの。主演は政治風刺でも有名だったウィル・ロジャーズ。南部での南北戦争のトラウマが背景になっている。『若き日のリンカーン』といい、この時期のフォード監督は裁判ものを手がけています。実際、裁判映画はハリウッドお得意のジャンルでもあります。
 もう一つは、Sergio Arau監督、"A Day without a Mexician."2004年のコメディです。ある日、カリフォルニアからヒスパニックが一斉に消えていなくなるという話。ただ一人だけヒスパニックの女性レポーターが生き残り、反移民の上院議員が知事代理として事態に対処するはめに。社会も経済も大混乱に陥る。人種差別を痛烈に風刺しています。

5月4日

ゴールデンウィーク前半に東京で楽しんだ映画を3本。
 まず、ミシェル・アザナヴィシウス監督・脚本『あの日の声を探して』(2014年、フランス・グルジア)。フレッド・ジンネマン監督の『山河遥かなり』を、チェチェン紛争を背景にリメイクしたもの。さらに、軍隊に駆り出され人間性を喪失していくロシアの若者の姿が、同時並行で描かれ、作品はメビウスの輪のように冒頭と結びでつながる。ヨーロッパの無力と、現場の人間たちの努力を、これまた同時に提示している。
 グザヴィエ・ドランの新作『マミー』(2014年、カナダ)。正方形の画面の中で、愛し合いながら傷つけあう親子と友人の姿が、緩急交差しながら描写されている。主人公の高校生は発達障害という設定。正常と異常の境は、どんどん不確実になっていく。同監督の『マイ・マザー』も観なくては。
 そして最後に、ピーター・デイヴィス監督『ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実』(1974年、アメリカ)。今年は戦後70年だが、ベトナム戦争終結40年でもある。国際政治を学ぶ者としては、見逃せないドキュメンタリー。米軍のベトナム撤兵直後に、これだけのものを作っているのは、さすがです。

5月4日

 最近観た中で特におもしろかった2本です。
 デイミアン・チャゼル監督・脚本『セッション』(2014年、アメリカ)。
 ニューヨークノ名門音楽学校でドラムを学ぶ主人公(マイルズ・テラー)が鬼教師(J.K.シモンズ(に出合う。罵詈雑言を浴びながらの熾烈な練習。一度は主人公は挫折するものの、二人は再会し、最後の「対決」に臨む。
 たいへんな迫力!信じられない罵詈雑言(ほとんど音楽的)、ドラムにしたたる血と汗!ほとんどイケメンも美女も登場せず、ストイックな男同士の対決が続く。彼女との恋愛の逸話がむしろ冗長に映る。
 マシュー・ウォーチャス監督『パレードへようこそ』(2014年、イギリス)。
 サッチャー政権下のイギリス。ロンドンのゲイたちがウェールズの炭鉱ストの支援に乗り出す。いずれも権力と警察に抑圧されているからだ。もちろん、保守的な炭鉱の男たちは「オカマ」の支援を受け入れない。だが、徐々に相互の理解と尊敬の念が芽生えていく。実話に基づくという。80年代イギリスの世相が鮮明に浮かび上がってくる。ユーモラスだが、社会や時代について深く考えさせる作品です。

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