Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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3月27日

 さて、また少し前に観た作品です。

 フォルカー・シュレンドルフ監督『パリよ、永遠に』(2014年、仏独)。
 連合軍のパリ解放に先立って、ヒトラーはパリ破壊の命令を出す。これを阻止しようとするスウェーデン総領事(アンドレ・デュソリエ)とドイツ軍司令官(ニエル・アレストリュプ)との駆け引きを描く。舞台劇の映画化で、往年の名作『パリは燃えているか」を髣髴させる。二人の名優ががっつり四つに組んでいる。
 モルテン・ティルドゥム監督『イミテーション・ゲーム』(2014年、英米)。
 第二時大戦下のイギリスで、ドイツの暗号「エニグマ」解読に当たった天災数学者(ベネディクト・カンバーバッチ)の物語。彼らの偉業そのものが長らく秘密にされていたが、主人公は同性愛行為で戦後に逮捕され、その後に自殺した(実話)。歴史的な謎を解いた人物が、個人的には大きな秘密を抱えており、それが成功の原動力でもあった。物語りは三つの時代を交差して展開する。

3月23日

 最近観た映画をさらに何本か紹介します。
 まず、東京の試写会で
 最近観た映画をさらに何本か紹介します。
 まず、東京の試写会でアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『バードマン』(2014年)。アカデミー作品賞受賞の作品です。再起を図る落ち目の俳優をマイケル・キートンが演じる。バットマンにバードマンをやらせているだけに、リアリティがある。また、現実と幻想が交差する様子は、『ファイトクラブ』を想起させる。ハリウッドとブロードウェイの確執も垣間見られて、興味深い。
 ドキュメンタリー映画で、フレディック・ワイズマン監督『ナショナル・ギャラリー  英国の至宝』(2014年、米仏)。3時間を越える長編だが、見飽きない。ナショナル・ギャラリーは何度も訪れているので懐かしいが、美術館が美術品だけでなく、修復作業や経営面など、様々な側面から描かれている。芸術鑑賞の手引きとしても有益。イギリスの文化力を痛感する作品。

3月22日

 随分と間が開いてしまいました。
 まずDVDを一本と萌芽を二本。
 ジョン・ミリアス監督『コナン・ザ・グレート』(1982年、アメリカ)。
 アーノルド・シュワルツネッガーの出世作です。今からすると安っぽいが、かなりきわどいSFファンタジー。名優マックス・フォン・シドーも出演しています。
 入江悠監督『ジョーカー・ゲーム』。ルパン三世と007を足して二で割ったような作品。ストーリーは平板で、大げさな音楽で盛り上げようとする。亀梨君とフカキョン(深田恭子)には申し訳ないが、駄作の典型。
 成島出監督、宮部みゆき原作『ソロモンの偽証』前編・事件。
 主役の藤野涼子をはじめ子役たちが光っている。1990年代の雰囲気を再現しようとする努力も感じられる。私の単純な予想を覆す展開になることを、後編に期待する。

3月1日

 最近観たDVDを2本。
 まず、ヴィンセント・ミネリ監督『お茶と同情』(1956年、アメリカ)。 
 全寮制の男子校で、女性的だとして「シスター・ボーイ」とあだ名され差別される若者(ジョン・カー)を、寮の舎監の妻(デボラ・カー)が「お茶と同情」以上の愛情をもって接する。同性愛がタブー視されていた頃の舞台劇を映画化したもの。「男らしさ」に強迫観念をもつ男たちの弱さが、鮮やかに描かれている。
 次に、ピーター・マラン監督『マグダレンの祈り』(2002年、イギリス・アイルランド)。
 1964年のアイルランドで、未婚の母になった少女らが、マグダレン修道院の厚生施設に入れられ、過酷な労働と生活を強いられる。私が生まれた年のこととは、とても信じがたいが、実際に3万人もの女性が、この種の厚生施設に収容されていたという。修道院長を演じるジェラルディン・マクイーワンが蛇のように恐ろしい。その修道院長室には、前年に暗殺された、アイルランド系のケネディ大統領の写真が。また、クリスマスには、イングリッド・バーグマン主演の『聖メリーの鐘』(1945年)が上映されている。

2月22日

 インパクトのある映画を2本観ました。
 ベネット・ミラー監督『フォックス・キャッチャー』(2014年、アメリカ)。
 大富豪のデュポン(スティーヴ・カレル)が資財を投じて、レスリングのチーム「フォックス・キャッチャー」を結成し、オリンピック金メダリストのシュルツ兄弟(マーク・ラファロとチャニング・テイタム)を雇う。しかし、自我の強い大富豪と兄弟の関係は複雑になり、弟が去っていく。さらに、デュポンが兄のシュルツを射殺するという惨劇に至る。実話に基づく。デュポンのマザー・コンプレックスや同性愛的傾向が、抑えられた筆致で描かれている。男優3人とも見事な力演です。
 次いで、クリント・イーストウッド監督『アメリカン・スナイパー』(2014年、アメリカ)。イラクに従軍した伝説の狙撃手クリス・カレルの戦場での苦悩と家族愛、そしてPTSDを描いた力作。イラク版『ディア・ハンター』か。主役のブラドリー・クーパーも妻役のシェナ・ミラーもいい。アメリカでは、主人公は「英雄」か否かで論争が巻き起こっています。

 DVDで軽い作品を。ナンシー・メイヤーズ監督『ハート・オブ・ウーマン』(2000年、アメリカ)。主人公(メル・ギブソン)は「男の中の男」で広告代理店の幹部。しかし、女心をまったく理解せず、昇進の機会を女性に奪われる。そんな彼が、感電のショックから、女性の心の声を聞き取る力をえるというコメディ。男の自己認識と女の目との乖離が面白い。

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