いよいよ大晦日ですね!
最近観た作品をまとめて紹介します。
ロマン・ポランスキー監督『けがわのヴィーナス』(2013年、フランス、ポーランド)。監督の妻エマニュエル・セニエとマチュー・アマルリックの二人芝居。マゾッホの戯曲の演出から、倒錯したSMの世界へ。
リチャード・アイオアディ監督・脚本『嗤う分身』(2013年、イギリス)。原作はドストエフスキー。地味で平凡な青年の日常に、自分の分身が登場し、仕事の成果や憧れの女性までも奪っていく。なぜか昭和歌謡が流れ続ける。ジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカの若手二人、力演です!!
デヴィッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』(2014年、アメリカ)。
妻が失踪し、夫が殺したと疑われるが、実は妻の偽装で、さらに意外な顛末が。ベン・アフレックとロザムンド・パイク共演。よくできているが、できすぎた話しで、結末の意外性も予想の範囲。悪くはないが、やや期待外れか。
石井裕也監督『バンクーバーの朝日』(2014年)。戦前、カナダの日系移民が実際に結成していた野球チームの物語。テーマはいいのに、『少年H』のような薄っぺらな懐古趣味の物語になってしまった。佐藤浩市はいいけれど、妻夫木君や亀梨君ら、イケメン・チームでは、移民の苦労のリアリティを欠く。
クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』(2014年、アメリカ)。
『2001年宇宙の旅』を想起させる壮大なSF。しかも、そこに巧みに父娘の愛情を絡めている。マシュー・マコノヒーはさすが。地球環境の劣化も現実的。アポロの月面着陸は、ソ連を消耗させるためのアメリカ政府の陰謀だったということになっていいる。浦島太郎」も相対性理論の物語だったかと思い至る。
さて、今年最後の映画をDVDで。
ザック・スナイダー監督『ウォッチメン』(2008年、アメリカ)。冗長で複雑なヒーローものだが、1985年の設定で、ニクソン(ロバート・ウィスデン)が三期目の大統領になっている。レーガンねたのジョークがラストに。「1988年の大統領選挙にレーガンが出馬というのはどうですか?」「報道を侮辱するな!ここはアメリカだぞ!」
皆さん、どうぞよい新年をお迎えください!!
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