Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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9月2日

 永田町は何かと忙しいようですが、私は今日もフランス映画祭。
 本日はジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』(2001年)。
 冷淡な父親と神経質な母親に育てられたアメリ(オドレイ・トトゥ)は、内向的で夢想癖のある娘。
 ある日、アパートの壁から40年前の男の子の宝箱を発見、持ち主を探し出してこっそりと返してやる。中年男が大喜びしたことは、言うまでもない。それ以降、密かな悪戯を重ねて、アメリは周囲の人々を幸せにしていく。
 駅の構内にある証明写真の撮影機で捨てられた写真を収集している不思議な青年ニノ(マチュー・カソヴィッツ)。アメリは彼を見かけて、自分と同じような人柄を感じ、好意を寄せる。彼女はニノにも様々な悪戯をしかけるが、実際に会うことには臆病なままだ。だが、同じアパートに住む老画家に励まされて、ついにアメリはニノと結ばれる。
 9.11同時多発テロ前に製作され、その後公開されたフランス映画の佳作。お洒落で明るく暖かい。
 アメリを演じたトトゥの好演が光彩を放っている。この映画を観た人なら、彼女の顔忘れられないでしょう。
 登場人物を短評するナレーションもエスプリが効いている。
 科白も粋だ。「一目惚れにもレシピがある」、「諺を知っている人に悪い人はいない、というのがわが家の家訓なの」などなど。
 あちことの証明写真機で写真を撮っては残していく謎の人物の正体も、最後に納得。
 夕食後のデザートに、アメリの好物クレーム・ブリュレを、私も堪能しました。
因みに、作中アメリが観ていた映画、一瞬でしたが『突然炎のように』だったように思います。

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