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本日は日中に京都文化博物館で、稲垣浩監督『出世太閤記』(1938年、日活)を観賞。
猿とあだ名された木下藤吉郎(嵐寛寿郎)が、蜂須賀小六(東明二郎)に拾われ、やがては織田信長(月形龍之介)の家臣となって、桶狭間の戦い、清洲城修復、そして墨俣城構築と、手柄を重ねていく、お馴染みの物語。撮影は宮川一夫。
藤吉郎の弟・小一に原健作(むちゃくちゃ若い!)、ねねの父・藤井又右衛門に志村喬、前田犬千代(のちの利家)に尾上菊太郎など。
しかし、志村は「アラカン」より2歳若いから、義理とはいえ父親役とは、昔から老け役の多い役者なんですね。
時節がらか、忠君と孝行が前面に押し出された作品。
また、立身出世が素朴に説かれている。
「アラカン」はさすがの貫禄。それにしても顔が大きいですね、この人をはじめ、昔の時代劇スターは。
だが、藤吉郎と犬千代がアップで握手するラストシーンで、時代考証はどうなているのかと首をひねってしまう。
ちなみに、蜂須賀小六役の東明二郎という老人は、稲垣監督の実父とか。
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