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2008年9月22日 | 2008年9月24日
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今日はフランス映画祭でジャック・タチ監督・脚本の『ぼくの伯父さん』(1958年)を観る。 プラスティック工場の社長アルベル夫妻(ジャン・ピエール・ゾラとアドリエンタ・セルヴァンティ)は超モダンでオートメーション化された邸宅に住んでいる。しかし、一人息子のジェラール(アラン・ベクール)には息苦しい環境で、下町で気楽な独身生活を送っている母の兄ユロ(ジャック・タチ)伯父さんが大好きだ。 この伯父さんは至ってまじめで善良だが、彼の行くところ必ず小さなトラブルが巻き起こる。 『ミスター・ビーン』と『アメリ』を足して二で割ったような作風。 主人公のユロ伯父さんは、ほとんど科白を話さない。 モダンで機械化された邸宅は、アメリカ文明へのフランス的批判とか。しかし、ここで描かれた電化製品は、今やほとんど実用化して普及している。 犬がたくさん登場するのも特徴。パリですからね、舞台は。
今夜は自宅で三谷幸喜脚本と監督『ザ有頂天ホテル』(東宝、2006年)。 大晦日のカウントダウン2時間前のホテル・アバンティーの混乱を描いたグランド・ホテル形式の喜劇。 有能な副支配人の新堂(役所広司)とアシスタント・マネージャーの矢部(戸田恵子)は大忙し。 そこに、マスコミを逃れる汚職議員(佐藤浩市)、自殺願望のある大物演歌歌手(西田敏行)、鹿の交配の研究で「ザ・マン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた男(角野卓造)、金持ちの老人(津川雅之)とその若い愛人、売春婦(篠原涼子)、腹話術師(榎木兵衛)の逃げたアヒル、迷子になった総支配人(伊東四朗)――などなどが交錯する。 さらに、汚職議員の元愛人(松たか子)は今やホテルの従業員で、金持ちの老人の愛人と誤解されており、「ザ・マン・オブ・ザ・イヤー」の男は売春婦と関係があり、その妻(原田美枝子)は新堂の別れた妻――と話は複雑に展開していく。 だが、最後にはそれぞれが、自分に素直に生きることの必要に気づいて、ハッピーニューイヤー、ハッピーエンドとなる。 他に、香取慎吾、唐沢俊之、YOUなど。 ホテルの部屋に『グランドホテル』に因んで、「ガルボ」や「バリモア」、「ライオネル」などの名前がついているのは、ご愛嬌。 腹話術師を演じた榎木、懐かしいポルノ男優であり、チンピラ役を得意としたC級男優です。 三谷監督は、みごとな職人ですね。伊丹映画も髣髴とさせます。
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