Koji Murataの映画メモ

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9月24日

 今夜はフランソワ・トリフォー監督・脚本『大人は判ってくれない』(1959年、フランス)をDVDで観賞。先日フランス映画祭で見逃してしまったヌーベルバーグの代表作。原題は「400回の殴打」という意味だとか。作品を観ると、それも納得。
 アントワーヌ少年(ジャン=ピエール・レオー)は、学校では高圧的な教師に誤解され、家庭では母親に邪険に扱われている。父はうだつが上がらず、義理の関係である。少年はバルザックに感動して作文を書くと、盗作だと叱責され休学にされてしまう。そこで、彼は親友の家の小部屋に密かに住みつくが、食費のために父の会社のタイプライターを盗もうとして逮捕され、少年鑑別所に入れられてしまう。鑑別所入りは、両親の希望でもあった。
 鑑別所での休憩時間に、アントワーヌは密かにそこを逃亡、海岸線を独り駆けていくのだった。
 トリフォーの自伝的作品と言われていますね。確かに、主人公はスポーツは嫌いで映画好きです。
 あの少年はその後、どうなったのだろうか。
 白黒の映像が美しく、また、フランス語も美しく響きます(私には意味はわかりませんが)。
 今だと、この両親も教師たちも、児童虐待で訴えられてしまうそうな話です。
 「大人は判ってくれない」という邦題も要を得ていて、何でもカタカナ標記してしまう今に比べて、格段のセンスを感じます。
 

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