Koji Murataの映画メモ

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9月26日

 今日は渋谷のアミューズCONという映画館でマキノ雅彦監督『次郎長三国志 大馬鹿者でござんす。』(角川映画、2008年)を。原作は村上元三。今年は監督の叔父・マキノ雅弘監督の生誕100年に当たる。
 清水次郎長(中井貴一)はお蝶(鈴木京香)と結ば、やがて渡世で名を上げる。次郎長一家は甲州に出入りに出かけるが、昔世話した保下田の久六(蛭子能収)に裏切られ、旅先でお蝶は死に、一家は久六一家とお蝶の仇・三馬政(竹内力)に殴りこみをかける。
 ご存じ、次郎長物語の前半部分という感じ。その後、次郎長が再婚したり、森の石松が死んだりするのだが。
 大政に岸部一徳、子政に北村一輝、石松に温水洋一、法印に笹野高史。次郎長一家は個性派ぞろいだ。そして、のちに次郎長と雌雄を決する運命の黒駒の勝蔵には佐藤浩市。他にも、長門裕之や朝丘雪路ら、マキノ監督の親族もさらりと登場。長門さん、先日京都駅でお見かけしました。
 中井も鈴木も、そして佐藤も貫禄の力演。竹内は怪演。
 監督の遊び心も十分に味わえる。しかも、義理と人情で結構泣かされる。
 次郎長がお蝶の簪を口に銜える様子は、エロティック。
 宇崎竜堂が歌う主題歌「旅姿三人男」もポップ調でおもしろい(もちろん、オリジナルはディック・ミネ――渋い歌手でしたよ)。
 こういう映画を観て、若い人たちが講談物にも興味をもってくれればと思います。

 

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