Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

過去の投稿日別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

12月23日

 今日は自宅で早めに松林宗恵監督、八住利雄脚本『世界大戦争』(東宝、1961年)を観賞。先日、知人に薦められた作品です。特撮監督は円谷英二。
 戦後15年を経て、東京は復興し人々は平和に暮らしている。しかし、世界は連邦国と同盟国の二つの陣営に分かれて対立し、核戦争の危機に絶えずさらされている。
 そんな中で、タクシー運転手の田村(フランキー堺)は、病弱な妻(乙羽信子)と子供たちと幸せに暮らしている。長女(星由里子)は外国航路の船乗り・高野(宝田明)と婚約することに。だが、海外で発生した偶発的戦闘から、世界核戦争の危機がにわかに高まる。日本政府では首相(山村聡)以下、外務大臣(上原謙)らが和平に奔走するが、無駄に終わる。
 やがて、東京に核ミサイルが飛来し、きのこ雲とともに首都は廃墟と化す。モスクワもニューヨークもロンドンもパリも、破壊される。
 海外航海中だった高野たちの船は、船長(東野英治郎)の判断で日本に戻ることになる。
 戦争の危機が迫り人々は逃げ惑うが、田村一家は自宅に留まる。
 「何も悪いことはしぃちゃいねえんだ。逃げることはねえ」と、田村は強がりを言う。
 戦争の特撮シーンは今からすると粗雑だし、国際政治の動きも単純化されている。だが、庶民の生活を丹念に描くことで、戦争の悲惨が浮き彫りになっている。
 監督は僧籍にある人とか。
 他に、笠智衆や中村伸郎(官房長官)、河津清三郎(防衛長官)、白川由美ら。
 閣議が円卓で行われ、官房長官が後方席に控えているのは、不自然で珍妙。
 織田政雄演じる焼芋屋のお爺さんは、広島で家族を失い、反核運動に募金している。
 「東京ミサイル防衛司令部」というのが出てくるが、まったく無力です。 

全1ページ

[1]


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事