Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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12月30日

 いよいよ押し詰まってきましたね。昨日は卒業生諸君が十数名で、わが家の大掃除をしてくれました。
 さて、今日は久しぶりに京都シネマに足を運んで新人監督・中西健二による『青い鳥』(2008年)を観賞。原作は重松清。
 郊外のある中学校では、2年1組の野口という生徒が、級友たちのいじめにあって自殺未遂事件を起し、転校していった。両親の経営するコンビニから商品を持ち出すよう、再三迫られたのだった。事件のショックで担任も休職し、村内(阿部寛)という中年の国語教師が赴任してくる。彼は吃音である。
 村内先生は野口の机を再び教室に持ち込み、誰もいない机に「野口君おはよう」と毎朝声をかける。ようやく事件を忘れつつあった生徒たちは動揺し、父兄からも苦情が殺到、校長や教頭は対応に苦慮する。いじめの中心だった少年は反発し、野口と親しかった優等生の園部(本郷秦多)は懊悩する。
 「本気の言葉は本気で聞け」と村内先生は言う。野口のことを忘れてはいけない、それは罰ではなく責任だというのが、彼の生徒たちへのメッセージであった。どうやら、彼も以前に自分の生徒を死なせているようだ。
 やがて、担任の復職が決まり、村内は静かに中学校を去って行く。
 他に、若い女教師役に伊藤歩。
 「青い鳥」とは、事件後に学校側が校内に設置した意見箱の名前。
 吃音の教師を演じる阿部の科白回しはうまくはないが、元「メンズノンノ」のモデルが中年のダサい教師の雰囲気をうまく出している。阿部と筆者は同年。元モデルならぬわが身の中年化をひしひしと感じる。
 やや説教臭いところが気になるが、子役たちの力演はそれを補ってあまりある。
 

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