Koji Murataの映画メモ

映画に関するコメントのみお受けします。

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 自宅でDVD。キャロル・リード監督『邪魔者は殺せ』(イギリス、1947年)。原題は"Odd Man Out."「はみ出し者」といった意味か。
 第二次世界大戦直後の北アイルランド、ベルファースト。アイルランド革命軍(IRA)の一味が資金獲得のために工場を襲撃する。金を奪って逃げるところを、リーダーのジョニー(ジェームズ・メイスン)が経理係ともみ合いになり、殺してしまう。ジョニーも肩に重傷を負って仲間とはぐれ、町を彷徨する。
 ジョニーの仲間たちもその後、警察に射殺されたり、逮捕されたりしてしまう。ジョニーは恋人キャサリン(キャサリン・ライアン)のところに戻ろうとするが、その間に、様々な人々と遭遇し、邪魔者扱いを受ける。雨から雪にかわった天候の中で、真夜中になる頃、ようやくジョニーは恋人と再会を果たす。しかし、男はすでに瀕死の重傷である。警察に追い詰められ、死を覚悟したキャサリンが拳銃を発射し、二人は銃殺されてしまう。時あたかもアルバート公記念時計塔が12時の鐘を打っていた。
 同監督の『第三の男』を思わせる重厚な白黒映画。
 主人公の命を刻むように、時計塔の鐘が毎時ごとに鳴り響く。
 ジョニーを偶然助けた夫人とその夫の会話。「犬でも死ぬときは静かなものよ」「犬は人間の友達だ」。ジョニーを乗せた馬車の御者は言う。「仲間には俺に助けられたと言え。警察なら何も言うな」。
 誰もがIRAの報復を恐れながらも、厄介には巻き込まれたくない。
 往年の名優ジェームズ・メイスン、実に懐かしい俳優さんです。

7月23日 邦画83

 お昼に京都みなみ会館で、池広一夫監督『花の兄弟』(大映、1961年)。市川雷蔵の明朗時代劇。
 武家の市之進(雷蔵)は父の仇を追って10年になる。ある宿場で、彼は弟の弥二郎(橋幸夫)と再会するが、弟はヤクザになり、榊山親分(石黒達也)に仕えていた。市之進も仇を捜すため、武家の身分を偽って一家に草鞋を脱ぐ。ここでは兄弟の関係が逆転してしまう(本当の弟が渡世上の兄貴)。さらに、市之進は親分の一人娘(水谷良重)に惚れられる。
 近隣の村雨一家は榊山一家の縄張りを狙っており、言いがかりをつけて喧嘩をしかけてくる。この時、驚くべき事実が発覚する。榊山親分こそは市之進の捜していた仇だったのだ。親分は市之進の父を殺さなければならなくなった事情を説明した上、市之進に討たれることに潔く同意し、ただ娘を頼むと言う。いよいよ、村雨一家との喧嘩。市之進と弥二郎は大活躍、もはや市之進には仇討ちの気持ちは失せていた。市之進は親分の娘とめでたく結ばれる。
 雷蔵主演で同じ題名の映画が、1956年にも作られている。
 時代劇なのに「サービス」といった科白が使われ、歌謡曲が流れる。遊び心満点である。
 確かに、雷蔵と橋はよく似ている。
 茶川一郎が旅籠の主で登場、久しぶりに観ました。

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