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ワシントンのチャイナタウンに立派なシネマ・コンプレックスが出来ていました。
そこで、クウェンテイン・タランティーノ監督・脚本"Inglourious Bastards(アメリカ、2009年)を鑑賞。
第二次世界大戦でナチス占領下のフランスが舞台です。
ナチ親衛隊のハンス・リンダ大佐(クリストフ・ウォルツ)は、「ユダヤ人ハンター」と呼ばれている。ある農村のフランス人家庭に潜伏するユダヤ人一家を見つけ射殺するが、若い娘スザンヌ(メラニー・ロウレント)だけをとり逃す。
他方、ユダヤ系アメリカ人からなるナチス狩りの8人組が編成される。隊長はアルドー・レイン中尉(ブラッド・ピット)で、一人100人のナチを殺すことを目標にし、数を数えるために死体の頭皮を剥ぐよう命じる。また、襲った部隊で一人だけナチスを生かしておき、その口から恐怖が流布するようにする。
さて、パリでは大規模なナチスの映画祭が予定されている。ドイツ軍の兵士フレデリック(ダニエル・ブリュール)がイタリア戦線で米兵300人を殺し、その武勇を顕彰するプロパガンダ映画をゲッペルスが製作したのである。上映の当日にはヒトラーやゲーリング、マルティン・ボルマンまで来ることになった。
これを知った米英はヒトラー暗殺を計画、ナチス狩りの8人組も協力することに。さらに、映画が上映される映画館の持ち主が、実はエマニエルと名を変えたスザンヌだった。フレディックは彼女に恋している。しかも、この映画祭の警備責任者は、あのリンダ大佐だったのである。
アメリカでも今月公開されたばかりですが、かなりのヒットのようです。
タランティーノのことですから、残酷な暴力シーンも多いですが、どこかコミカルに仕上がっています。監督によると、これは「スパゲティ・ウェスタン」なのだそうです。
ブラピがアクセントの強い英語を話し、敵役のリンダ大佐は語学の天才で、ドイツ語、英語、フランス語、イタリア語まで自在に操ります。クリストフ・ウォルツは巧みな演技で、カンヌ映画祭でも最優秀男優賞を受賞しています。
ヒトラーやゲッペルス、チャーチルと並んで、ドイツの名優エミール・ヤニングス(嘆きの天使の老教師役)も登場します。
やがて日本でも公開されるでしょうから、勇気と好奇心のある方は是非どうぞ。
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