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今日、ダブリンからコペンハーゲンに到着しました。またまたホテルの横が映画館。
そこで、ラリー・チャールズ監督、サシャ・バロン・コーエン脚本・主演の『ブルーノ』(2009年、米英)を鑑賞。前作『ポラット』は話題になっていたし、この作品も「ニューズウィーク」で酷評されていたので、確かめてみようと思いました。確かに、酷い。醜悪の一語です。
主人公のブルーノは、オーストラリア人のゲイのファッション・レポーター。ヨーロッパではやっていけなくなって、「有名になりたい」とアメリカに渡る。ゲイ丸出しの服装と話し方で、過激なレポートを繰り返し、あちこちでトラブルを引き起こしていく。性描写も過激。
半ばドキュメンタリー風のモキュメンタリーという手法がとられており、インタビューされた人々や周囲の人々が驚き呆れ、怒りを爆発させる様子を、おもしろおかしくとらえている。
しかし、これでは同性愛への差別を助長するだけで、例えば、「ハーヴェー・ミルク」などとは大違い。同性愛のみならず、宗教間対立を煽り、人種差別的である。私がここで書いているような「世間の良識」を笑い飛ばすのが目的なのだろうが、やっていいことと悪いことがあると思います。最後には、エルトン・ジョンやU2もボノなど、超大物芸能人も登場しています。彼らは作品の趣旨に賛同しているのでしょうか。芸術家、有名人なら、この程度の逸脱は許されると思っているのでしょうか。
80分ほどの作品でしたが、どっと疲れました。日本では来年3月公開とか。
因みに、バロン・コーエンはPLOの過激派に脅迫されている由。決して驚きませんが。
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