Koji Murataの映画メモ

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 広島のホテルでもう一本。
 ピーター・シーガル監督『ゲット・スマート』(2008年、アメリカ)。
 スパイ・コメディで、かつての人気テレビ番組『それ行けスマート』の映画版。テレビで主役を演じたドン・アダムスに捧げられている。
 マックス(スティーヴ・カレル)はアメリカの諜報組織「コントロール」の有能な分析官だが、フィールド・エージェントを希望し、何度も試験に落第している。何しろ、彼は運動神経が鈍く、ドジなのだ。
 ある日、「コントロール」の地下の本部が襲撃された。秘密情報も流出し、エージェントの正体もほとんど漏洩してしまった。そこで、チーフ(アラン・アーキン)はマックスをエージェントに昇格させ、最近整形したばかりの美人エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。悪の秘密結社「カオス」がロシアで核兵器を盗み、世界各国の独裁者に売りつけようとしているからだ。
 マックスと99はモスクワに飛ぶ。失敗を重ねながらも、二人は「カオス」のボス・シーグフリード(テレンス・スタンプ)を追い詰める。実は、シーグフリードは大統領(ジェームズ・カーン)訪問中のロサンジェルスを破壊する計画を立てており、彼に内通していたのが、99の元彼で「コントロール」のスーパー・エージェント23(ドウェイン・ジョンソン)だった。
 陰謀を未然に防いだマックスと99は、恋人として結ばれることに。
 「それ行けスマート」は子供の頃に見たことがあり、懐かしい思いです。
 ハイテク重視の副大統領がスパイを軽視して、「コントロール」を潰そうとしています。大統領は間抜けで副大統領の言いなり。当然、ブッシュ=チェイニーのコンビをからかっているわけです。副大統領は心臓のペースメーカーまでつけています(チェイニーと同じ)。
 「コレクター」主演のテレンス・スタンプや「ゴッドファーザー」助演のジェームズ・カーンら、懐かしくも渋い俳優たちが、楽しそうに出演しています。
 ヒロインのアン・ハサウェイも、なかなかセクシー。

9月8日 邦画107

 携帯用のDVDプレイヤーを購入し、はじめて出張時の新幹線車中で観賞。
 溝口研二監督『武蔵野夫人』(東宝、1951年)。大岡昇平の原作を福田恒存が脚色、脚本は依田義賢。
 大学で仏文学を教える秋山(森雅之)は農家の出身で、資産家で士族の妻・道子(田中絹代)とその両親(父親役は進藤英太郎)にコンプレックスを抱いている。しかし、秋山夫妻は空襲で東京の家を焼かれ、武蔵野にある道子の実家で暮らすことに。隣には道子の従兄弟・大野(山村聡)と妻・富子(轟夕起子)が住んでいる。
 やがて、敗戦。道子の両親は相次いで亡くなり、別の若い従兄弟・勉(片山明彦)が除隊して帰ってくる。秋山は隣家の富子に関心を抱いており、冨子は夫の愛に飢えて勉を誘惑しようとする。だが、勉は道子を愛していた。実は、道子も勉を愛している。二人は勉の好きな武蔵野を散策する。「道徳よりも大事なものがある。それは誓いよ」と道子は言う。きれいな関係のままでいるという誓いだ。
 秋山が富子と家出し、道子の委任状と一緒に土地や家屋の権利書を持ち出してしまった。先祖代々の財産を守るため、道子は戦時中に配られた青酸カリを服毒し、自殺する。秋山は大いに後悔し、勉は道子から届いた手紙に涙するのだった。
 一般に、原作者の大岡にとっても、監督の溝口にとっても、失敗作とされています。心理描写を科白に頼りすぎる感があります。しかも、敗戦後なのに、登場人物の武蔵野での生活が優雅にすぎます。
 しかし、悪役の多い進藤の温厚な父親役や、森の身勝手な夫役は見応えがあります。
 道子が自殺するのは、死ねば委任状が無効になるからです。
 秋山家の女中の役が千石規子だったそうです。気づきませんでした。

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