Koji Murataの映画メモ

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9月13日 邦画110

 今夜、自宅でビデオをもう一本。
 安田公義監督『博徒一代 血祭り不動』(1969年、大映)。市川雷蔵最後の作品。
 桜田丈吉(雷蔵)は渡世の義理でヤクザ(伊達三郎)を殺し、その後の博打場での過ちを音二郎(近衛十四郎)に救われる。
 6年後、出所した丈吉は、たった一人の弟分・勇一(金内吉男)のいる北陸の町にたどり着く。北陸一の長丸組初代組長(石川健二郎)が高齢を理由に引退し、その跡目を若い北松(金田龍之介)に譲ろうとしていた。しかし、年長の国五郎(遠藤辰雄)も跡目を狙っている。勇一は国五郎の代貸しになっており、網走から仮出所してきた音二郎は北松の代貸しで後見人だった。しかも、音二郎は丈吉の殺したヤクザの妹・お園(亀井光代)の面倒まで見てくれていたのだった。
 やがて、丈吉は勇一を庇うために、音二郎と対決する羽目に。そして最後には、卑劣な国五郎一家に単身殴りこむのだった。
 ラスト・シーンで卑怯な弟分と対峙する丈吉が、背中の不動の刺青を見せる。これが題名の由来。だが、雷蔵はすでにやせ細っている。メイクで隠しても、頬もやせている。
 作中、お園が丈吉に「死なないで」と哀願する。丈吉は死なないが、雷蔵は亡くなってしまった。この作品の公開が2月で、雷蔵の死去は7月17日でした。
 雷蔵に覇気がないせいもあるが、近衛の貫禄に完全に押されている感じがする。近衛演じる音二郎が本当にカッコいい。
 金田龍之介もまだ若い時分だが、この名優も亡くなってしまいましたね。確か『落語娘』が遺作だったと思います。
 他に、冨田仲次郎や木村玄ら。ラスト近くで、冨田が雷蔵に斬られるシーンが迫力あり。

9月13日 外国映画80

 久しぶりに京都シネマに。クリストフ・バラディエ監督・脚本『幸せはシャンソニア劇場から』(2008年フランス他)。
 1936年のパリ。下町にあるシャンソニア劇場が倒産、悪徳不動産屋のギャラピア(ベルナール・ピエール・ドナヒュー)の手に渡る。30年以上も劇場の裏方で働いてきたピゴワル(ジェラール・ジュニョ)は失業した上、女房に浮気され家出されてしまう。しかも、一人息子のジョジョ(マクサンス・ペラン)まで、再婚した元女房に取り上げられてしまうのだ。
 息子を取り戻すには、定職が必要である。ピゴワルは昔仲間のコメディアン・ジャッキー(カド・メラッド)や労働運動に燃えるユダヤ人の照明係ミルー(クロヴィス・コルニアック)らと、劇場の再建に乗り出す。その頃、歌手志望の娘・ドゥーズ(ノラ・アルネゼデール)が現れる。彼女は美貌と歌声で、たちまち劇場の看板に。しかし、間もなくスカウトされて劇場を去る。たちまち、劇場は閉鎖された。
 ところが、20年も家に引きこもってラジオばかり聴いていた「ラジオ男」ことマックス(ピエール・リシャール)が、ドゥーズを連れ戻してくる。彼は才能ある作曲家で、デゥーズの亡くなった母の恋人だった。実は、彼女の母も20年前は劇場の歌姫だったのだ。
 再び劇場はオープンされ、今度は盛況を呈する。ところが、ドゥーズとミルーの恋にギャラピアが嫉妬したことから、意外な展開に。
 かつて『ロシュフールの恋人たち』に出演し、のちには『ニューシネマパラダイス』を手がけたジャック・ペランの製作。なるほど、両作品を足して『ムーランルージュ』を加味したような、美しく楽しく温かいミュージカル映画です。
 特に、子役のマクサンス・ペランが可愛い。もちろん、製作者の子息です。
 もちろん、フィクションなのだが、ユダヤ人のミルーが、その後のドイツのフランス占領でどうなったのか、気になるところ。おそらく、レジスタンス運動に身を投じたのでしょうね。

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